OpenVINO サンプル

OpenVINO™ サンプルは、アプリケーションで特定の OpenVINO API 機能を利用する方法を説明するシンプルなコンソール・アプリケーションです。これらは、モデルのロード、推論の実行、特定のデバイス機能の照会などのタスクの実行を支援します。

アプリケーションには以下が含まれます。

重要

Unicode をサポートする Hello 分類サンプルを除き、すべての C++ サンプルは、ASCII 文字のみの入力パスをサポートします。

  • Hello 分類サンプル - 同期推論要求 API を使用した、AlexNet や GoogLeNet などの画像分類ネットワークの推論。任意のサイズとレイアウトの入力を推論要求に設定でき、推論中に自動的に前処理されます。このサンプルは入力として画像のみをサポートし、Unicode 文字のみから成る入力パスをサポートします。

  • Hello NV12 入力分類サンプル - 任意のサイズとレイアウトの入力を推論要求に提供できます。このサンプルでは、入力を NV12 カラー形式に変換し、推論中に自動的に前処理します。サンプルは画像入力のみをサポートします。

  • Hello デバイス照会サンプル - 利用可能な OpenVINO デバイスとそのメトリック、設定値を照会します。

  • Hello Reshape SSD サンプル - 入力サイズに応じて ShapeInfer API でサイズ変更された SSD ネットワークの推論。

  • Hello 分類非同期サンプル - 非同期 (Async) 推論要求 API を使用した、AlexNet や GoogLeNet などの画像分類ネットワークの推論。サンプルは画像入力のみをサポートします。

  • OpenVINO モデル作成サンプル - OpenVINO モデル作成サンプルを使用した LeNet モデルの構築。

  • ベンチマーク・サンプル - モデル推論パフォーマンスの単純な推定。

  • ベンチマーク・アプリケーション - 同期モードおよび非同期モードがサポートされているデバイスでのディープラーニング推論のパフォーマンスを推定します。

    ベンチマーク・ツールの Python バージョンは、OpenVINO インストール・パッケージのコア・コンポーネントであり、次のコマンドで実行できます。

    benchmark_app -m <model> -i <input> -d <device>