vcpkg で OpenVINO™ ランタイムをインストール¶
注
vcpkg ディストリビューションでは次の点に注意してください。
C/C++ API のみが提供されます
NPU 推論はサポートされません
Windows*、Linux*、macOS* (すべての x86_64/arm64 アーキテクチャー) ユーザーを対象とします
OpenVINO ランタイムのインストール¶
システムに vcpkg がインストールされていることを確認してください。インストールされていない場合は、vcpkg のインストール手順に従ってください。
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次のターミナルコマンドで OpenVINO をインストールします。
vcpkg install openvino
vcpkg を使用すると、選択したコンポーネントのみをインストールすることもできます。利用可能な機能のリストを参照してください。
例:vcpkg install 'openvino[core,cpu,ir]'
vcpkg は、トリプレットを介して特定の構成に OpenVINO をインストールする方法も提供します。例えば、OpenVINO を Windows* に静的にインストールするには、次のコマンドを使用します。
vcpkg install 'openvino:x64-windows-static'
vcpkg によるインストールは、すべてのパッケージと依存関係をソースからビルドすることを意味します。つまり、コンパイル段階でプロセスを完了するため追加の時間が必要になることに注意してください。
インストール後、製品の cmake スクリプトで OpenVINO を使用できます。
find_package(OpenVINO REQUIRED)
その後ターミナルから実行します。
cmake -B <build dir> -S <source dir> -DCMAKE_TOOLCHAIN_FILE=<VCPKG_ROOT>/scripts/buildsystems/vcpkg.cmake
これで完了です。これで、OpenVINO をプロジェクトにインストールして利用できました。ユースケースによっては、追加コンポーネントのインストールが必要となる場合があります。追加構成のリストを確認して、それらが必要かどうかを確認してください。
次にすることは?¶
OpenVINO ランタイムがインストールされているため、次のことを試すことができます。
OpenVINO ワークフローの詳細を確認します。
Open Model Zoo で事前トレーニングされたディープラーニング・モデルを参照します。
OpenVINO ランタイムを使用した推論の詳細を確認します。
OpenVINO ツールキットのサンプル概要のサンプル・アプリケーションを参照します。
OpenVINO 製品ホームページを参照します。