YUM リポジトリーから Linux* の OpenVINO™ ランタイムをインストール

YUM ディストリビューションでは次の点に注意してください。

  • C/C++ と Python API の両方が提供されます

  • NPU 推論はサポートされません

  • Linux* ユーザーのみが対象です

  • サンプルコードが追加で含まれます

完全な要件リストは以下で入手できます:

OpenVINO RPM パッケージは、次のオペレーティング・システムと互換性があり、実行できます。

  • RHEL* 8.2 以降

  • Amazon Linux* 2022 と 2023

  • Rocky Linux* 8.7、8.8 および 9.2

  • Alma Linux* 8.7、8.8 および 9.2

  • Oracle Linux* 8.7、8.8 および 9.2

  • Fedora* 29 から 40 まで

  • OpenEuler* 20.03 と 22.03

  • Anolis* OS 8.6 と 8.8

  • CentOS* Stream 8 と 9

プロセッサー統合グラフィックス・テクノロジーが搭載されており、iGPU 推論をサポートしているかどうかは、以下を参照してください。

OpenVINO ランタイムのインストール

ステップ 1: リポジトリーの設定

  1. 通常ユーザーで /tmp ディレクトリーに YUM リポジトリー・ファイル (openvino-2024.repo) を作成します。

    tee > /tmp/openvino-2024.repo << EOF
    [OpenVINO]
    name=Intel(R) Distribution of OpenVINO 2024
    baseurl=https://yum.repos.intel.com/openvino/2024
    enabled=1
    gpgcheck=1
    repo_gpgcheck=1
    gpgkey=https://yum.repos.intel.com/intel-gpg-keys/GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB
    EOF
    
  2. 新しい openvino-2024.repo ファイルを YUM 構成ディレクトリー (/etc/yum.repos.d など) に移動します。

    sudo mv /tmp/openvino-2024.repo /etc/yum.repos.d
    
  3. 新しいリポジトリーが正しく設定されていることを確認します。

    yum repolist | grep -i openvino
    

    利用可能なパッケージのリストが表示されます。

利用可能な OpenVINO パッケージを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。

yum list 'openvino*'

ステップ 2: YUM Package Manager を使用して OpenVINO ランタイムをインストール

OpenVINO ランタイムのインストール

次のコマンドを実行します。

sudo yum install openvino

次のコマンドを実行します。

sudo yum install openvino-<VERSION>.<UPDATE>.<PATCH>

例:

sudo yum install openvino-2024.0.0

インストールされているパッケージとバージョンを確認

次のコマンドを実行します。

yum list installed 'openvino*'

代替方法 (conda または pip) のいずれかを使用して、Python API を追加でインストールすることもできます。

これで完了です。OpenVINO のインストールが完了しました。ユースケースによっては、追加コンポーネントのインストールが必要となる場合があります。追加構成のリストを確認して、それらが必要かどうかを確認してください。

OpenVINO サンプル・アプリケーション・ガイドで説明されているように、YUM ディストリビューションを使用して OpenVINO サンプルファイルをビルドできます。C++ と C では、build_samples.sh スクリプトを実行するだけです。

/usr/share/openvino/samples/cpp/build_samples.sh
/usr/share/openvino/samples/c/build_samples.sh

OpenVINO ランタイムのアンインストール

YUM で OpenVINO ランタイムをアンインストールするには、必要に応じて次のコマンドを実行します。

sudo yum autoremove openvino
sudo yum autoremove openvino-<VERSION>.<UPDATE>.<PATCH>

例:

sudo yum autoremove openvino-2024.0.0

次にすることは?

OpenVINO ランタイムがインストールできたので、独自のマシンラーニング・アプリケーションを実行する準備が整いました。OpenVINO アプリケーションにモデルを統合する方法の詳細は、次のチュートリアルを試してください。

次のことを試すこともできます。