グループ ITT プロファイル・ユーティリティー#

group ov_dev_profiling

ITT プロファイル用の構成可能なマクロラッパー。

定義

OV_ITT_DOMAIN(...)#

指定された名前でドメインを宣言します。

パラメーター:
  • domainName – [in] コンパイル時に判明するモジュールまたはライブラリーの名前 (ドメイン名)。

  • domainDisplayName – [in] ITT カウンター名として使用され、インテル® VTune™ プロファイラーで表示されるドメイン名。パラメーターはオプションです。

OV_ITT_SCOPE(group, ...)#

セクション ID として既知の handle または taskName を使用して、プロファイルするスコープが終了するまでのコードセクションにアノテーションを追加します。

ハンドルまたはタスク名が存在しない場合は、現在の関数名が使用されます。

パラメーター:
  • group – [in] コンパイル時に有効化/無効化するのに使用される ITT カウンターグループ名。

  • domainName – [in] コンパイル時に判明するモジュールまたはライブラリーの名前 (ドメイン名)。

  • handleOrTaskName – [in] コードセクションのアノテーション名またはハンドル。パラメーターはオプションです。

OV_ITT_SCOPED_TASK(...)#

セクション ID として既知の handle または taskName を使用して、プロファイルするスコープが終了するまでのコードセクションにアノテーションを追加します。

ハンドルまたはタスク名が存在しない場合は、現在の関数名が使用されます。

パラメーター:
  • domainName – [in] コンパイル時に判明するモジュールまたはライブラリーの名前 (ドメイン名)。

  • handleOrTaskName – [in] コードセクションのアノテーション名またはハンドル。パラメーターはオプションです。

OV_ITT_TASK_CHAIN(...)#

セクション ID として prefixtaskName を使用して、アノテーション付きコードセクションのシーケンスを開始します。

プリフィクスが存在しない場合は、現在の関数名が使用され、タスク名が存在しない場合は、最初のチェーン・インデックス (つまり 1) が使用されます。

プリフィクスが存在しない場合は、現在の関数名が使用され、タスク名が存在しない場合は、最初のチェーン・インデックス (つまり 1) が使用されます。

パラメーター:
  • group – [in] コンパイル時に有効化/無効化するのに使用される ITT カウンターグループ名。

  • chainId – [in] タスクチェーンの識別子。

  • domainName – [in] コンパイル時に判明するモジュールまたはライブラリーの名前 (ドメイン名)。

  • prefix – [in] タスクチェーン名のプリフィクス。タスク名はこのプリフィクスで始まります。パラメーターはオプションです。

  • taskName – [in] コードセクションのアノテーション名。パラメーターはオプションです。

  • chainId – [in] タスクチェーンの識別子。

  • domainName – [in] コンパイル時に判明するモジュールまたはライブラリーの名前 (ドメイン名)。

  • prefix – [in] タスクチェーン名のプリフィクス。タスク名はこのプリフィクスで始まります。パラメーターはオプションです。

  • taskName – [in] コードセクションのアノテーション名。パラメーターはオプションです。

OV_ITT_SCOPE_NEXT(group, ...)#

セクション ID として taskName を使用して、タスクチェーンに新しいアノテーション付きコードセクションを挿入します。

タスク名がない場合、現在のチェーン・インデックスが使用されます。

パラメーター:
  • group – [in] コンパイル時に有効化/無効化するのに使用される ITT カウンターグループ名。

  • chainId – [in] タスクチェーンの識別子。

  • taskOrTaskName – [in] コードセクションのアノテーション名またはハンドル。パラメーターはオプションです。

OV_ITT_SCOPE_SKIP(group, chainId)#

残りのタスクスコープをスキップします。

パラメーター:
  • group – [in] コンパイル時に有効化/無効化するのに使用される ITT カウンターグループ名。

  • chainId – [in] タスクチェーンの識別子。

OV_ITT_TASK_NEXT(...)#

セクション ID として taskName を使用して、タスクチェーンに新しいアノテーション付きコードセクションを挿入します。

タスク名がない場合、現在のチェーン・インデックスが使用されます。

パラメーター:
  • chainId – [in] タスクチェーンの識別子。

  • taskOrTaskName – [in] コードセクションのアノテーション名またはハンドル。パラメーターはオプションです。

OV_ITT_TASK_SKIP(chainId)#

残りのタスクスコープをスキップします。

パラメーター:
  • chainId – [in] タスクチェーンの識別子。

Typedef

typedef struct openvino::itt::domain_ *domain_t#

ドメインは、プログラム内のモジュールやライブラリーごとにトレースデータのタグ付けを可能にします。

typedef struct openvino::itt::handle_ *handle_t#

実行時に名前が付けられるコードセクションのアノテーション・ハンドル。

関数

inline void threadName(const char *name)#

文字列を使用してスレッド名を設定します。

パラメーター:

name – [in] スレッド名

inline handle_t handle(char const *name)#

指定された名前でアノテーション・ハンドルを作成します。

テンプレート関数がタグを使用してインスタンス化される場合、ハンドルはシングルトンとして作成されます。

パラメーター:

name – [in] アノテーション名

template<domain_t (*domain)()>
class ScopedTask#
#include <itt.hpp>

実行時に名前が付けられるコードセクションにアノテーションを追加するのに使用されます。

テンプレート・パラメーター:

domain パラメーターは、OV_ITT_DOMAIN() マクロで定義するドメインタイプです。

パブリック関数

inline ScopedTask(handle_t taskHandle) noexcept#

定義されたアノテーション・ハンドルを使用して ScopedTask を構築します。

inline ~ScopedTask() noexcept#

ScopedTask デストラクターはタスクスコープを閉じる、または終了します。

template<domain_t (*domain)()>
class TaskChain#
#include <itt.hpp>

実行時に名前が付けられるコードシーケンスにアノテーションを追加するのに使用されます。

テンプレート・パラメーター:

domain パラメーターは、OV_ITT_DOMAIN() マクロで定義するドメインタイプです。

パブリック関数

inline TaskChain(handle_t taskHandle, std::string &&prefix) noexcept#

定義されたアノテーション・ハンドルを使用して TaskChain を構築します。

inline ~TaskChain() noexcept#

TaskChain デストラクターはタスクスコープを閉じる、または終了します。

inline void next(handle_t taskHandle)#

チェーンから前のタスクを終了し、指定されたアノテーション・ハンドルを使用して新しいタスクを開始します。

namespace openvino#

openvino 名前空間

namespace cc#
template<typename Key, typename T>
class Factory#
template<typename Key, typename T, typename ...Args>
class Factory<Key, T(Args...)>#
#include <factory.h>
namespace internal#

関数

template<typename T, typename C>
case_wrapper<C, T> make_case_wrapper(C &&val)#
template<template<typename...> class Fn, typename Ctx, typename T, typename Case>
bool match(Ctx &&ctx, T &&val, Case &&cs)#
template<template<typename...> class Fn, typename Ctx, typename T, typename Case, typename ...Cases>
bool match(Ctx &&ctx, T &&val, Case &&cs, Cases&&... cases)#
template<typename C, typename T>
struct case_wrapper#
#include <selective_build.h>
namespace itt#

Typedef

typedef struct openvino::itt::domain_ *domain_t#

ドメインタイプは、プログラム内のモジュールやライブラリーごとにトレースデータのタグ付けを可能にします。

typedef struct openvino::itt::handle_ *handle_t#

実行時に名前が付けられるコードセクションのアノテーション・ハンドル。

関数

inline void threadName(const char *name)#

文字列を使用してスレッド名を設定します。

パラメーター:

name – [in] スレッド名

inline void threadName(const std::string &name)#
inline handle_t handle(char const *name)#

指定された名前でアノテーション・ハンドルを作成します。

テンプレート関数がタグを使用してインスタンス化される場合、ハンドルはシングルトンとして作成されます。

パラメーター:

name – [in] アノテーション名

inline handle_t handle(const std::string &name)#
template<typename Tag>
handle_t handle(handle_t h)#
struct domain_#
#include <itt.hpp>
struct handle_#
#include <itt.hpp>
template<domain_t (*domain)()>
class ScopedTask
#include <itt.hpp>

実行時に名前が付けられるコードセクションにアノテーションを追加するのに使用されます。

テンプレート・パラメーター:

domain パラメーターは、OV_ITT_DOMAIN() マクロで定義するドメインタイプです。

パブリック関数

inline ScopedTask(handle_t taskHandle) noexcept

定義されたアノテーション・ハンドルを使用して ScopedTask を構築します。

inline ~ScopedTask() noexcept

ScopedTask デストラクターはタスクスコープを閉じる、または終了します。

template<domain_t (*domain)()>
class TaskChain
#include <itt.hpp>

実行時に名前が付けられるコードシーケンスにアノテーションを追加するのに使用されます。

テンプレート・パラメーター:

domain パラメーターは、OV_ITT_DOMAIN() マクロで定義するドメインタイプです。

パブリック関数

inline TaskChain(handle_t taskHandle, std::string &&prefix) noexcept

定義されたアノテーション・ハンドルを使用して TaskChain を構築します。

inline ~TaskChain() noexcept

TaskChain デストラクターはタスクスコープを閉じる、または終了します。

inline void next(handle_t taskHandle)

チェーンから前のタスクを終了し、指定されたアノテーション・ハンドルを使用して新しいタスクを開始します。