Linux* 向けのインテル® ディストリビューションの OpenVINO™ ツールキットを APT リポジトリーを使用してインストール¶
注
APT ディストリビューションでは次の点に注意してください。
C/C++ と Python API の両方が提供されます
Linux* ユーザーのみが対象です
サンプルコードが追加で含まれます
GCC* 7.5.0 (Ubuntu* 18.04)、GCC* 9.3.0 (Ubuntu* 20.04)、または GCC* 11.3.0 (Ubuntu* 22.04)
OpenVINO ランタイムのインストール¶
ステップ 1: OpenVINO ツールキット APT リポジトリーのセットアップ¶
-
リポジトリーの GPG キーをインインストールします。
-
GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB をダウンロードします。
次のコマンドを使用できます。
wget https://apt.repos.intel.com/intel-gpg-keys/GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB
-
このキーをシステムのキーリングに追加します。
sudo apt-key add GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB
注
GnuPG のインストールが必要な場合があります。
sudo apt-get install gnupg
-
-
次のコマンドを使用してリポジトリーを追加します。
echo "deb https://apt.repos.intel.com/openvino/2024 ubuntu22 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intel-openvino-2024.list
echo "deb https://apt.repos.intel.com/openvino/2024 ubuntu20 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intel-openvino-2024.list
echo "deb https://apt.repos.intel.com/openvino/2024 ubuntu18 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intel-openvino-2024.list
-
update コマンドを使用してパッケージのリストを更新します。
sudo apt update
-
APT リポジトリーが正しく設定されていることを確認します。apt-cache コマンドを実行して、利用可能なすべての OpenVINO パッケージとコンポーネントのリストを表示します。
apt-cache search openvino
ステップ 2: APT Package Manager を使用して OpenVINO ランタイムをインストール¶
OpenVINO ランタイムをインストールします。
次のコマンドを実行します。
sudo apt install openvino
-
インストール可能な OpenVINO パッケージのリストを取得します。
sudo apt-cache search openvino
-
OpenVINO パッケージの特定のバージョンをインストールします。
sudo apt install openvino-<VERSION>.<UPDATE>.<PATCH>
例:
sudo apt install openvino-2024.0.0
注
--no-install-recommends
オプションを使用して、必要なパッケージのみをインストールできます。サンプルをコンパイルする場合、ビルドツールを個別にインストールする必要があることに注意してください。
インストールされているパッケージとバージョンを確認します。
次のコマンドを実行します。
apt list --installed | grep openvino
これで完了です。OpenVINO のインストールが完了しました。ユースケースによっては、追加コンポーネントのインストールが必要となる場合があります。追加構成のリストを確認して、それらが必要かどうかを確認してください。
OpenVINO サンプル・アプリケーション・ガイドで説明されているように、APT ディストリビューションを使用して OpenVINO サンプルファイルをビルドできます。C++ と C では、build_samples.sh
スクリプトを実行するだけです。
/usr/share/openvino/samples/cpp/build_samples.sh
/usr/share/openvino/samples/c/build_samples.sh
Python サンプルは次のように実行できます。
python3 /usr/share/openvino/samples/python/hello_query_device/hello_query_device.py
OpenVINO ランタイムのアンインストール¶
APT で OpenVINO ランタイムをアンインストールするには、必要に応じて次のコマンドを実行します。
sudo apt autoremove openvino
sudo apt autoremove openvino-<VERSION>.<UPDATE>.<PATCH>
例:
sudo apt autoremove openvino-2024.0.0
次にすることは?¶
OpenVINO ランタイムがインストールできたので、独自のマシンラーニング・アプリケーションを実行する準備が整いました。OpenVINO アプリケーションにモデルを統合する方法の詳細は、次のチュートリアルを試してください。
-
基本的な画像分類の C++ アプリケーションをビルドして実行する手順については、C++ クイックスタートの例を試してください。
-
OpenVINO を使ってみるには、次にある他の Jupyter ノートブックのチュートリアル・ページにアクセスしてください。
次のことを試すこともできます。
OpenVINO ワークフローの詳細を確認します。
Open Model Zoo で事前トレーニングされたディープラーニング・モデルを参照します。
OpenVINO ランタイムを使用した推論の詳細を確認します。
OpenVINO ツールキットのサンプル概要のサンプル・アプリケーションを参照します。
OpenVINO 製品ホームページを参照します。