Linux* 向けのインテル® ディストリビューションの OpenVINO™ ツールキットを APT リポジトリーを使用してインストール

APT ディストリビューションでは次の点に注意してください。

  • C/C++ と Python API の両方が提供されます

  • Linux* ユーザーのみが対象です

  • サンプルコードが追加で含まれます

完全な要件リストは以下で入手できます:
プロセッサー統合グラフィックス・テクノロジーが搭載されており、iGPU 推論をサポートしているかどうかは、以下を参照してください。

OpenVINO ランタイムのインストール

ステップ 1: OpenVINO ツールキット APT リポジトリーのセットアップ

  1. リポジトリーの GPG キーをインインストールします。

    1. GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB をダウンロードします。

      次のコマンドを使用できます。

      wget https://apt.repos.intel.com/intel-gpg-keys/GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB
      
    2. このキーをシステムのキーリングに追加します。

      sudo apt-key add GPG-PUB-KEY-INTEL-SW-PRODUCTS.PUB
      

      GnuPG のインストールが必要な場合があります。

      sudo apt-get install gnupg
      
  2. 次のコマンドを使用してリポジトリーを追加します。

    echo "deb https://apt.repos.intel.com/openvino/2024 ubuntu22 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intel-openvino-2024.list
    
    echo "deb https://apt.repos.intel.com/openvino/2024 ubuntu20 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intel-openvino-2024.list
    
    echo "deb https://apt.repos.intel.com/openvino/2024 ubuntu18 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intel-openvino-2024.list
    
  3. update コマンドを使用してパッケージのリストを更新します。

    sudo apt update
    
  4. APT リポジトリーが正しく設定されていることを確認します。apt-cache コマンドを実行して、利用可能なすべての OpenVINO パッケージとコンポーネントのリストを表示します。

    apt-cache search openvino
    

ステップ 2: APT Package Manager を使用して OpenVINO ランタイムをインストール

  1. OpenVINO ランタイムをインストールします。

次のコマンドを実行します。

sudo apt install openvino
  1. インストール可能な OpenVINO パッケージのリストを取得します。

    sudo apt-cache search openvino
    
  2. OpenVINO パッケージの特定のバージョンをインストールします。

    sudo apt install openvino-<VERSION>.<UPDATE>.<PATCH>
    

    例:

    sudo apt install openvino-2024.0.0
    

--no-install-recommends オプションを使用して、必要なパッケージのみをインストールできます。サンプルをコンパイルする場合、ビルドツールを個別にインストールする必要があることに注意してください。

  1. インストールされているパッケージとバージョンを確認します。

次のコマンドを実行します。

apt list --installed | grep openvino

これで完了です。OpenVINO のインストールが完了しました。ユースケースによっては、追加コンポーネントのインストールが必要となる場合があります。追加構成のリストを確認して、それらが必要かどうかを確認してください。

OpenVINO サンプル・アプリケーション・ガイドで説明されているように、APT ディストリビューションを使用して OpenVINO サンプルファイルをビルドできます。C++ と C では、build_samples.sh スクリプトを実行するだけです。

/usr/share/openvino/samples/cpp/build_samples.sh
/usr/share/openvino/samples/c/build_samples.sh

Python サンプルは次のように実行できます。

python3 /usr/share/openvino/samples/python/hello_query_device/hello_query_device.py

OpenVINO ランタイムのアンインストール

APT で OpenVINO ランタイムをアンインストールするには、必要に応じて次のコマンドを実行します。

sudo apt autoremove openvino
sudo apt autoremove openvino-<VERSION>.<UPDATE>.<PATCH>

例:

sudo apt autoremove openvino-2024.0.0

次にすることは?

OpenVINO ランタイムがインストールできたので、独自のマシンラーニング・アプリケーションを実行する準備が整いました。OpenVINO アプリケーションにモデルを統合する方法の詳細は、次のチュートリアルを試してください。

次のことを試すこともできます。