OpenVINO™ GenAI の依存関係#

OpenVINO™ GenAI は、OpenVINOOpenVINO トークナイザーの両方に依存します。PyPI から OpenVINO™ GenAI をインストールすると、同じバージョンの OpenVINO と OpenVINO トークナイザーが使用されます (例: openvino-genai==2024.3.0 の場合は openvino==2024.3.0openvino-tokenizers==2024.3.0.0 がインストールされます)。

依存パッケージのいずれかを更新すると、アプリケーション・バイナリー・インターフェイス (ABI) が異なるため、バージョン非互換性により OpenVINO GenAI の実行中にエラーが発生する可能性があります。パッケージのバージョンを <MAJOR>.<MINOR>.<PATCH>.<REVISION> 形式にすると、フルバージョンの <REVISION> を変更して ABI の互換性を確保できます。バージョンの <MAJOR><MINOR>、または <PATCH> を変更すると、ABI が壊れる可能性があります。

PyPI 上の Linux* 用の GenAI、トークナイザー、OpenVINO ホイールは、より広範囲のプラットフォームをカバーするため _GLIBCXX_USE_CXX11_ABI=0 でコンパイルされます。Ubuntu* の C++ アーカイブ・ディストリビューションでは、_GLIBCXX_USE_CXX11_ABI=1 が使用されます。異なる ABI を混在させることはできません。混在させるとリンクエラーが発生します。

異なる依存関係バージョン (アーカイブまたは Python ホイールとして事前構築されたパッケージではない) で OpenVINO GenAI を試すには、ソースから OpenVINO GenAI ライブラリーをビルドします。

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