インテル® VTune™ プロファイラーによるパフォーマンス解析向けにプロジェクトを作成する場合、プロファイルを行う解析ターゲットを指定する必要があります。これには、実行ファイルや、対象のプロセス、またはシステム全体のいずれかを選択します。
解析を始める前に、ターゲットとシステムが、パフォーマンス・プロファイル向けに適切にコンパイルおよび設定されていることを確認してください。
インテル® VTune™ プロファイラーは、次の環境で開発されたターゲットの解析をサポートします。
開発環境統合 |
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ターゲット・プラットフォーム |
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プログラミング言語 |
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プログラミング・モデル |
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仮想環境 |
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コンテナ |
解析するターゲットを指定します。
ツールバーの [新しいプロジェクト] ボタンをクリックして、新しいプロジェクトを作成します。
既存のプロジェクトのターゲットを再設定する場合は、ツールバーの [解析の設定] ボタンをクリックします。
[解析の設定] ウィンドウが表示されます。デフォルトでは、プロジェクトはパフォーマンス・スナップショット解析を実行するように構成されています。
ローカルホスト上で解析を実行しない場合、[どこを] ペインを展開して対象とするターゲットシステムを選択します。
インテル® VTune™ プロファイラー GUI がインストールされているホストシステムをターゲットシステムにすることもできます。インテル® VTune™ プロファイラーがインストールされているシステムで解析を実行する場合 (ターゲットシステムとホストシステムが同じ場合)、ターゲットシステムはローカルと呼ばれます。ローカル以外のターゲットシステムは、リモートシステムと呼ばれます。ローカルとリモートシステムはどちらもアクセス可能なターゲットであり、直接 (ローカル) または接続を介した (リモートターゲットへの SSH 接続など) アクセスが可能です。。
ローカルホスト |
ローカル・ホスト・システム上で解析を実行します。 注このターゲットシステムのタイプは、macOS* では利用できません。 |
リモート Linux* (SSH) |
リモート Linux* または組込み Linux* システムで解析を実行します。インテル® VTune™ プロファイラーは、リモートシステムの接続に SSH プロトコルを使用します。リモート Linux* ターゲットシステムの username、hostname、および port (必要であれば) を [SSH の対象] フィールドに username@hostname[:port] 形式で入力します。 |
Android* デバイス (ADB) |
Android* デバイス上で解析を実行します。インテル® VTune™ プロファイラーは、Android* Debug Bridge (ADB) を使用して Android* デバイスに接続します。[ADB の対象] フィールドに、解析するターゲットの Android* デバイスを指定します。ADB 接続が設定されると、インテル® VTune™ プロファイラーは自動的に利用可能なデバイスを検出してメニューに表示します。 |
任意のホスト (未接続) |
現在のホストから直接アクセスできないプラットフォーム (任意のターゲットと呼ばれます) 向けにコマンドラインによる設定を生成します。 |
[何を] ペインで起動するアプリケーションを指定するか、参照ボタン をクリックして異なるターゲットタイプを選択します。
アプリケーションを起動 (デフォルト) |
[アプリケーションを起動] ペインを選択し、解析するアプリケーションのバイナリーファイルまたはスクリプトを選択して設定します。 注このターゲットタイプは、Android* アプリケーションのホットスポット解析ではサポートされません。代わりに、[プロセスにアタッチ] または [Android* パッケージを起動] タイプを使用します。 |
プロセスにアタッチ |
[プロセスにアタッチ] ペインを選択し、解析するプロセスを選択して設定します。 |
システムをプロファイル |
[システムをプロファイル] ペインを選択し、システム上で実行されるすべてのソフトウェアを監視するシステム全体の解析を設定します。 |
Android* パッケージを起動 |
[Android* パッケージを起動] ペインを選択し、解析する Android* パッケージの名前を指定してターゲットオプションを設定します。 |
インテル® VTune™ プロファイラーをウェブサーバーとして使用する場合、利用可能なターゲットとターゲットシステムは異なります。
ドライバーを使用しないイベントベースのサンプリングによるデータ収集向けに、インテル® VTune™ プロファイラーはローカルとリモートの [アプリケーション起動]、[プロセスをアタッチ]、および [システム全体のプロファイル] ターゲットタイプをサポートしますが、これらのサポートは /proc/sys/kernel/perf_event_paranoid ファイルで指定される Linux* Perf* プロファイルの資格情報に依存し、root 特権を使用してシステムの管理者によって管理されます。詳細は、http://man7.org/linux/man-pages/man2/perf_event_open.2.html (英語) の「perf_event に関連する設定ファイル」トピックを参照してください。デフォルトでは、ユーザー空間とカーネル空間のユーザー・プロセス・プロファイルのみが許可されるため、[システムをプロファイル] ターゲットタイプを使用するには、perf_event_paranoid ファイルでより広範囲のプロファイル権限を与える必要があります。
解析システムとターゲットを指定して、[開始] ボタンをクリックしてパフォーマンス・スナップショットを実行するか、解析ヘッダーの解析名をクリックして別の解析タイプを選択します。