レポート生成オプション#

次の表に、コードの移行をカスタマイズするコマンドライン・オプションを示します。

オプション

説明

--report-file-prefix=<prefix>

移行レポートファイル名のプリフィクスを指定します。完全なファイル名には report-type に由来するサフィックスと、report-format に由来する拡張子が含まれます。次に例を示します。<prefix>.apis.csv または <prefix>.stats.log。このオプションを指定しないと、レポートは stdout に出力されます。レポートファイルは、-out-root で指定されたディレクトリーに作成されます。

--report-format=<value>

レポートの形式を指定します。

  • =csv: 出力は、カンマで区切られた値の行です。レポートファイル名の拡張子は .csv (デフォルト) です。

  • =formatted: 出力は読みやすいようにフォーマットされます。レポートファイル名の拡張子は log です。

--report-only

移行レポートのみを生成します。SYCL* コードは生成されません。デフォルト: off

--report-type=<value>

移行レポートのタイプを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

  • =all: すべての移行レポートを生成します。

  • =apis: 移行する必要がある API シグネチャーに関する情報と、その発生回数。レポートファイル名には、.apis サフィックスが追加されます。

  • =stats: 高レベルの移行統計。SYCL* に移行された LOC (Lines Of Code)、ヘルパー関数を使用して SYCL* に移行された LOC、移行が必要でない LOC、移行が必要だが移行されていない LOC。レポートファイル名には、.stats サフィックスが追加されます(デフォルト)。

--analysis-mode

移植作業に関するレポートのみを生成します。デフォルト: off

--analysis-mode-output-file

解析モードのレポートが保存されるファイルを指定します。デフォルト: stdout に出力します。