コマンドラインから解析を実行した後、インテル® VTune™ プロファイラーの GUI ツールを最大限に活用して GUI でコマンドラインの結果を表示したり、コマンドラインからレポートを表示することができます。さまざまなレポートタイプ、フィルター処理、および書式設定オプションを利用できます。
制限:
同じコマンドで collect と report アクションを使用することはできません。そのため、レポートは収集済みの結果から生成する必要があります。
結果の収集に使用された解析タイプに応じて、レポートの生成に利用可能なレポートタイプが決まります。
デフォルトでは、レポートはテキスト形式で標準出力に書き込まれ、ファイルには保存されません。「レポートの保存と形式」、「レポートのフィルター処理とグループ化」セクションでは、レポートの保存、フィルター処理、および書式設定について説明します。
コマンドラインからレポートを生成するには、次の構文を使用します。
vtune report <report_type> -result-dir <result_path> [report_options]
説明:
<report_type> は、作成するレポートのタイプです。利用可能なレポートタイプのリストを取得するには、コマンドラインから vtune -help report を実行します。特定のレポートタイプのヘルプを見るコマンドラインから、vtune -help report <report_type> を実行します。
<result_path> は、結果が格納されるディレクトリーです結果ディレクトリーを指定しないと、インテル® VTune™ プロファイラーは最後に収集した結果のレポートを表示します。
[report_options] は、選択したレポートを管理するアクションオプションです。利用可能なレポートアクションのオプションを表示するには、vtune -help report <report_type> コマンドを入力します。
-R は、report アクションの短縮形です。-r は、result-dir アクションオプションの短縮形です。レポートを生成するコマンド構文は、vtune -R <report_type> -r <result_path> のようにも指定できます。
vtune コマンドは、次のレポートタイプを生成できます。
callstack
function
function-callstack
この例では r001hs 結果のホットスポット・レポートを、最も時間がかかる関数の CPU 時間を降順で表示します。
vtune -report hotspots -r r001hs
Function CPU Time CPU Time:Effective Time CPU Time:Effective Time:Idle CPU Time:Effective Time:Poor CPU Time:Effective Time:Ok CPU Time:Effective Time:Ideal CPU Time:Effective Time:Over
---------------- -------- ----------------------- ---------------------------- ---------------------------- -------------------------- ----------------------------- ----------------------------
grid_intersect 3.371s 3.371s 0s 3.371s 0s 0s 0s
sphere_intersect 2.673s 2.673s 0s 2.673s 0s 0s 0s
render_one_pixel 0.559s 0.559s 0s 0.559s 0s 0s 0s
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