異常検出を使用して、ループ反復など、頻繁に繰り返されるコードのインターバルでパフォーマンスの異常を特定します。マイクロ秒単位で詳細な解析を実行します。
これは、プレビュー機能です。プレビュー機能は、正式リリースに含まれるかどうかは未定です。皆さんが機能に対する有用性のフィードバックを送ることで、将来の採用決定の判断に役立ちます。プレビュー機能で収集されたデータは、将来のリリースで下位互換性が保証されません。
vtune -collect anomaly-detection [-knob <knobName=knobValue>] [--] <target>
Knob:
詳しく解析するためにロードするコード領域の最大数 (10 から 5000) を指定します。効率良くロードを行うには、この値を 1000 以下にします。
デフォルト値: 1000
レンジ: 10-5000
コード領域ごとの解析の最大期間 (0.001 から 1000ミリ秒) を指定します。
デフォルト値: <100 ミリ秒
レンジ: 0.001-1000 ミリ秒
異常検出解析で利用可能な knob (設定オプション) に関する最新情報は、
vtune -help collect anomaly-detection で取得できます。
この例は、myApplication というサンプル・アプリケーションで異常検出解析を行う方法を示しています。解析は 1000 を超えるコード領域で実行され、それぞれの領域を 300 ミリ秒間解析します。
vtune -collect anomaly-detection -knob ipt-regions-to-load=1000 -knob max-region-duration=300 -- /home/test/myApplication
収集したデータを別のシステムに転送して解析を行う場合、関連するすべてのバイナリーを結果フォルダーにコピーして、結果をアーカイブする必要があります。異常検出解析が完了したら、次のコマンドを実行します。
vtune -archive -r <location_of_result>
データの収集が完了したら、次のいずれかの方法で結果を表示します。
コマンドラインからデータを表示するには、-report アクションを使用します。
-report-output アクションを使用して、レポートを .txt または .csv ファイルに書き込みます。
インテル® VTune™ プロファイラーのグラフィカル・インターフェイスで、収集した結果データ (*.vtune) を開きます。