インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

コンテナーターゲットのプロファイル

インテル® VTune™ Amplifier の高度なホットスポット解析を使用して、Linux* システム上の LXC、Docker*、Mesos* で実行されるネイティブまたは Java* アプリケーションをプロファイルします。

インテル® VTune™ Amplifier は、コンテナーで実行されるアプリケーションを自動検出します。パフォーマンス解析のためコンテナー固有の設定は必要ありません。

GUI からコンテナーをターゲットとした解析を設定および実行するには:

  1. ホストシステム上でインテル® VTune™ Amplifier のプロジェクトを作成します。

  2. [Analysis Target (解析ターゲット)] タブで 解析ターゲットを指定します。

    1. 左のペインからターゲットシステムを選択します: [local host (ローカルホスト)] - ホストの Linux* システムから解析を開始、または [remote Linux (SSH) (リモート Linux* (SSH))] - ホストシステムから SSH 経由でリモート接続された Linux* システムの解析を開始。リモート Linux* ターゲットでは、SSH 接続の設定を確認してください。

    2. 解析タイプを選択します。コンテナーターゲット解析では、次のターゲットタイプがサポートされます: [Attach to Process (プロセスにアタッチ)][Profile System (システムをプロファイル)]

      [Profile System] モードでは、インテル® VTune™ Amplifier は同じコンテナーまたは異なるコンテナーで同時に実行されるすべてのアプリケーションをプロファイルします。一般的なマネージドコードのシステム全体のプロファイルの制限は、コンテナーで実行される Java* アプリケーションには適用されません。

    3. 右のペインから、次の設定ペインを使用してプロセスやシステムターゲットを設定します。

    スーパーユーザー権限で実行するインテル® VTune™ Amplifier を低い権限レベルのユーザーアカウントで実行される Java* プロセスや JVM インスタンスが組み込まれた C/C++ アプリケーションへアタッチすることができます。例えば、インテル® VTune™ Amplifier を Java* ベースのデーモンやサービスにアタッチすることができます。

    動的なアタッチのメカニズムは、Java* 開発キット (JDK) でのみサポートされます。

  3. 右にある [Choose Analysis (解析の選択)] ボタンをクリックして、[Analysis Type (解析タイプ)] タブに切り替えます。

  4. 必要に応じて、左ペインから [Algorithm Analysis (アルゴリズム解析)] > [Advanced Hotspots (高度なホットスポット)] を選択し、解析オプションをカスタマイズできます。

    [Advanced Hotspots] 解析では、Linux* Perf ツールベースのドライバーを使用しないデータ収集を使用して、Docker* コンテナーで実行されるターゲットのパフォーマンス・データを収集できます。

  5. 解析を実行するには、[Start (開始)] をクリックします。

また、インテル® VTune™ Amplifier のコマンドライン・インターフェイスを使用して、この解析を設定および実行することもできます (amplxe-cl) 。例えば、ローカルでシステム全体の高度なホットスポット解析を行うには、次のコマンドを使用します。

host> amplxe-cl -collect advanced-hotspots -analyze-system -d 60

また、リモートマシン上でプロセスにアタッチモードで高度なホットスポット解析を実行するには、次のコマンドを使用します。

host> amplxe-cl -target-system=ssh:user1@172.16.254.1 -collect advanced-hotspots --target-process=java -d 60

データを表示

デフォルトのホットスポット・ビューポイントに収集された結果が開き、コンテナーモジュールへのパスは docker または lxc プリフィクス付きで表示されます。例えば次のようになります。

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