インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ
ローカルまたはリモート Linux* ターゲットシステム上でパフォーマンス解析を行うには、インテル® VTune™ Amplifier を使用します。
Linux* ターゲットを解析するには次の操作を行います。
解析のためターゲット・アプリケーションを準備:
お使いのシステムのバージョン用のデバッグ情報パッケージをインストールして、ダウンロードしたシステムカーネルのデバッグ情報を有効にします。
アプリケーション・バイナリー向けのデバッグ情報は、コンパイル時に -g オプションを使用します。パフォーマンス解析をさらに効果的に行うため、推奨されるコンパイルオプションを使用することを検討してください。
ターゲットを [リリース] モードでビルドします。
チューニングによるパフォーマンス向上を比較するため、ベースラインとなるパフォーマンス・データを取得します。
例えば、あるファイルを圧縮するのにどれくらいの時間がかかるかを確かめるため、コードをインストメントします。タイミングデータを提供するために補強されたオリジナルのターゲットコードは、パフォーマンスのベースラインとして参照されます。ターゲットコードを変更するごとに、最適化されたターゲットのパフォーマンス・メトリックをベースラインと比較し、パフォーマンスが向上したかどうか確認します。
解析のためターゲットシステムを準備:
必要であれば、サンプリング・ドライバーをビルドしてインストールします。
インストール中にドライバーがビルドされずセットアップできない場合 (特権レベル不足、kernel development RPM なしなど)、インテル® VTune™ Amplifier はエラーを表示し、Linux* Perf ツール機能をベースとしたドライバーを必要としないサンプリング・データ収集 (限定された解析オプションを提供) を有効にします。
リモート解析では、解析の利用モード応じて、SSH 接続の設定とリモート Linux* システムのセットアップを行います。