カスタム・ハードウェア・イベントベース・サンプリング、またはユーザーモード・サンプリングとトレース収集を実行します。
-collect-with <collector_name> |
collector_name |
説明 |
runsa |
ハードウェア・イベントベース・サンプリング収集を行います。 |
runss |
ユーザーモード・サンプリングとトレース収集を行います。 |
[no-]allow-multiple-runs、analyze-kvm-guest、[no-]analyze-system、app-working-dir、call-stack-mode、cpu-mask、data-limit、discard-raw-data、duration、finalization-mode、[no-]follow-child、inline-mode、knob、mrte-mode、quiet、result-dir、resume-after、return-app-exitcode、ring-buffer、search-dir、start-paused、strategy、[no-]summary、target-duration-type、target-pid、target-process、no-unplugged-mode、user-data-dir、verbose
collect アクションよりも解析設定を細かく制御するには、collect-with アクションを使用します。収集タイプと knob の両方を指定します。コレクターの種類によって収集タイプが決定され、knob でレベルまたは粒度が決まります。レベルが低いと粒度は粗くなり、高いと細かくなります。解析処理には結果のファイナライズが含まれ、デフォルトでサマリーレポートが表示されます。
runsa (イベントベース・サンプリング) コレクターでは、event-config knob で収集するイベントのリストを指定します。ターゲットの PMU で使用可能なイベントリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
vtune -collect-with runsa -knob event-config=? <target>
利用可能なイベント名と省略名が表示されます。イベントに関する詳細情報は、インテル・プロセッサーのイベント・リファレンスをご覧ください。
collect や collect-with アクションに関する最新のドキュメントを開くには、vtune -help collect または vtune -help collect-with コマンドを実行します。
利用可能な knob の最新情報は、vtune -help collect <analysis_type> または vtune -help collect-with <analysis_type> で取得できます。ここで、<analysis_type> は、実行する解析タイプです。
collect アクションと事前定義設定を使用します。
この例は、指定したイベントで Linux* の sample アプリケーションのハードウェア・イベントベース・サンプリング・コレクターを実行して、サマリーサポートを表示します。
vtune -collect-with runsa -knob event-config=CPU_CLK_UNHALTED.CORE,CPU_CLK_UNHALTED.REF,INST_RETIRED.ANY /home/test/sample