コンテナ内でインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーを使用する

インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーには、コンテナ環境での利用を便利にするコマンドライン・インターフェイス・オプションが追加されています。

これらのコマンドライン・オプションは、コンテナ内でインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーをより使い易く実行するため、インテル® VTune™ プロファイラー・サーバー内で特定のアクションをトリガーするように設計されています。

これらのオプションはすべて、vtune-backend バイナリーに適用されます。

ベース URL のカスタマイズ

--base-url オプションを使用して、インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーにアクセスするカスタムベース URL を要求することができます。このオプションは、Docker* コンテナ内でインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーを実行する際に、サーバーにアクセスする静的ポートを指定する場合便利です。

形式:

--base-url=http(s)://<ホスト>:<ポート>/<パス名>/

使用例:

  1. ホストの SSH ポート・フォワーディングを有効にします。
    ssh -L 127.0.0.1:3000:127.0.0.1:8080 <ssh host name>
  2. カスタム URL とポート番号を指定してインテル® VTune™ プロファイラー・サーバーを起動します。
    vtune-backend --web-port=8080 --base-url=https://127.0.0.1:3000

    インテル® VTune™ プロファイラー・サーバーは、https://127.0.0.1:3000?one-time-token=<トークン> 形式の URL を出力します。クライアントはこの URL でサーバーにアクセスできます。

統計収集の使用法

コマンドラインから、インテル® ソフトウェア改善プログラムに提供する統計の収集を許可または拒否できます。

操作 説明
--usage-statistics-opt-in 使用統計の収集を許可します。
--usage-statistics-opt-out 使用統計の収集を許可しません。
--print-usage-statistics-agreement インテル® ソフトウェア改善プログラムの契約文書を印刷します。

自動ヘルプツアーを停止します

インテル® VTune™ プロファイラーは、初回起動時にインタラクティブなヘルプツアーを自動的に有効にします。

インテル® VTune™ プロファイラーの初回起動時にヘルプツアーを非表示にするには、--suppress-automatic-help-tours オプションを指定します。

関連情報