データ収集を制限

予測される結果サイズや収集時間を設定して、収集するデータ量を事前定義します。

これにより、データ処理を遅くする大量のデータが収集されるのを防ぎます。例えば、頻繁に競合するアプリケーションのスレッド化解析や、長時間のプロファイルでこの問題が生じる可能性があります。

通常、インテル® VTune™ プロファイラーが結果ファイルに使用する生データのデフォルトの最大サイズは、プログラムの問題を特定するのに十分です。

データサイズの上限に達してデータ収集が中断されたら、[解析の設定] ウィンドウの下部にあるコマンドツールバー [停止] ボタンをクリックします。インテル® VTune™ プロファイラーは、収集されたデータの解析を行います。将来の解析実行でターゲット・アプリケーションのデータ収集を拡張したい場合、収集されるデータのデフォルトのサイズ制限を次のように変更できます。

  1. インテル® VTune™ プロファイラー・ツールバーの [解析の設定] ボタンをクリックします。
  2. [どこを] ペインでターゲットシステムを、[何を] ペインでターゲットタイプを選択します。
  3. [何を] ペインの [高度] セクションの [収集データを制限:] で、次のいずれかのメカニズムを選択します。
    • 収集開始からの結果サイズ (MB): 収集する結果の最大サイズを設定します (MB)。インテル® VTune™ プロファイラーは、ターゲットの実行開始からデータの収集を始め、結果サイズが指定した制限に達するとデータ収集を中断します。データサイズを無制限にするには、0 を指定します。

    • 収集終了からの時間 (秒): ターゲットを実行または収集が終了する前の最後の数秒間のみの解析をタイマー (秒単位) で設定します。例えば、制限時間を 2 秒に設定すると、インテル® VTune™ プロファイラーは最初からデータ収集を行いますが、収集を完了する前の最後の 2 秒間のデータのみを保存します。

    データ収集をターゲット実行の開始または終了まで制限することで、インテル® VTune™ プロファイラーが収集する生データのサイズが小さくなり、収集結果を解析を短時間で始めることができます。デフォルトのデータサイズ制限を維持したまま、ターゲット実行の次の領域でデータ収集を続行するには、[ポーズして開始] オプションを使用して遅延解析を行います。

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