メモリーアクセス解析は、NUMA の問題や帯域幅に制限されたアクセスなどメモリー関連の問題を特定し、メモリー割り当て/解放のインストルメントから提供されシンボル情報から静的/グローバル変数を取得して、パフォーマンス・イベントをメモリー・オブジェクト (データ構造) に分類します。
vtune -collect memory-access [-knob <knobName=knobValue>] [--] <target>
Knob: sampling-interval、analyze-mem-objects (Linux* ターゲットのみ)、mem-object-size-min-thres (Linux* ターゲットのみ)、dram-bandwidth-limits、analyze-openmp。
メモリーアクセス解析で利用可能な knob (設定オプション) に関する最新情報は次のコマンドで取得できます。
vtune -help collect memory-access
次の例は、Linux* で myApplication アプリケーションでメモリーアクセス解析を実行し、動的メモリー・オブジェクトのデータを取得して、収集を開始する前に達成可能な最大 DRAM 帯域幅を評価します。
vtune -collect memory-access -knob analyze-mem-objects=true -knob dram-bandwidth-limits=true -- home/test/myApplication
データ収集が完了したら、結果を表示するため次のいずれかの操作を行います。
コマンドラインからデータを表示するには、-report アクションを使用します。
-report-output アクションを使用して、レポートを .txt または .csv ファイルに書き込みます。
インテル® VTune™ プロファイラーのグラフィカル・インターフェイスで、収集した結果データ (*.vtune) を開きます。