インテル® VTune™ プロファイラーを使用して、ローカルおよびリモート Linux* ターゲットシステムのパフォーマンス解析を行います。
Linux* ターゲットを解析するには、次の操作を行います。
解析するターゲット・アプリケーションを準備します。
システムのバージョンに適合したデバッグ情報パッケージをインストールして、システムカーネルのデバッグ情報のダウンロードを有効にします。
コードのコンパイル時に -g オプションを使用して、アプリケーション・バイナリーのデバッグ情報のダウンロードを有効にします。パフォーマンス解析をより効率的に行うため、推奨されるコンパイラー・オプションを使用することを検討してください。
ターゲットをリリースモードでビルドします。
チューニングによるパフォーマンス向上を比較するため、ベースラインとなるパフォーマンス・データを取得します。
例えば、あるファイルの圧縮にかかる時間を特定するためコードをインストルメントします。タイミングデータを提供するように拡張されたオリジナルのターゲットコードは、パフォーマンスのベースラインとして参照されます。ターゲットコードを変更するたびに、最適化されたターゲットのパフォーマンス・メトリックをベースラインと比較し、パフォーマンスが向上したかどうか確認します。
解析するターゲットシステムを準備します。
必要に応じて、サンプリング・ドライバーをビルドしてインストールします。
次のコマンドを実行して、kernel.yama.ptrace_scopesysctl オプションの値を 0 に設定します。
sysctl -w kernel.yama.ptrace_scope=0
この変更を永続的に維持するには、「トラブルシューティング」を参照してください。
リモート解析では、SSH 接続を設定して、解析の使用モードに応じてリモート Linux* システムを設定します。