< 目次

インテル® oneAPI ベース・ツールキット (Windows* 版) 導入ガイド

Visual Studio* コマンドラインを使用したサンプル・プロジェクトのビルドと実行

インテル® oneAPI ベース・ツールキット

開発環境をまだ設定していない場合は、「システムの設定」を行ってからこのページに戻りますシステムの設定が完了している場合は、以下の手順に進みます。

サンプルをコンパイルして実行するには、次の操作を行います。

  1. oneAPI CLI サンプルブラウザーを使用してサンプル・プロジェクトを見つけます。
  2. Microsoft* Build Tools を使用したサンプル・プロジェクトのビルドと実行

oneAPI CLI サンプルブラウザーを使用したサンプルのダウンロード

oneAPI CLI サンプルブラウザーを使用して、オンラインの oneAPI サンプルのコレクションを参照します。これらのサンプルは、ビルド可能なサンプル・プロジェクトとしてローカルディスクにコピーできます。ほとんどの oneAPI サンプル・プロジェクトは Make または CMake* でビルドされており、サンプルに同梱の README ファイルにビルド手順が含まれています。oneAPI CLI ユーティリティーは、ダイナミック・ランタイム・ライブラリーに依存しない、単一のスタンドアロンの実行ファイルです。

インテル® oneAPI ツールキット用のサンプルのダウンロードには、インターネット接続が必要です。ツールキットをオフラインで使用する方法については、「トラブルシューティング」の「オフラインシステムでの開発」を参照してください。

コマンドラインでプロジェクトを作成する方法を紹介したビデオは、「コマンドラインでインテル® oneAPI サンプルを使用する」 (英語) を参照してください。

oneAPI CLI サンプルブラウザーは、システムプロキシー設定では動作せず、WPAD プロキシーをサポートしていません。プロキシーを使用した接続に問題がある場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。

  1. [コマンド] ウィンドウを開きます。
  2. setvars.bat を実行してシステム変数を設定します。

    "C:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\setvars.bat"

    上記のコマンドは、デフォルトのフォルダーにインストールされていることを前提としています。デフォルトのフォルダー以外にインストールした場合は、setvars.bat はそのフォルダーにあります。

    setvars.bat スクリプトは、設定ファイルを使用して管理することもできます。詳細は、「設定ファイルを使用した setvars.bat の管理」 (英語) を参照してください。

  3. 同じ [コマンド] ウィンドウでアプリケーションを実行します。

    oneapi-cli.exe

    oneAPI CLI メニューが表示されます。

  4. 矢印キーを使用して [Create a project] を選択し、Enter キーを押します。
  5. 矢印キーを使用して [Create a project] を選択し、Enter キーを押します。言語の選択肢が表示されます。インテル® oneAPI ベース・ツールキット以外からサンプルを実行する場合は、先に進む前にドメイン固有のツールキットをインストールします。

  6. サンプルの言語を選択します。最初のプロジェクトでは、[cpp] を選択して Enter キーを押します。ツールキットのサンプルリストが表示されます。
  7. [Vector Add] サンプルを選択します。Vector Add は、ツールが適切に設定され、システムの GPU にアクセスできることを確認する単純なテスト・アプリケーションです。

  8. サンプルを選択したら Enter キーを押します。

  9. プロジェクトを作成する絶対パスまたは相対パスを入力します。ディレクトリー名とプロジェクト名を指定します。プロジェクト名は、前のステップで選択したサンプル名です。
  10. Tab キーで [Create] を選択し、Enter キーを押します。

詳細は、「サンプルを使用してデータ並列 C++ を理解する」を参照してください。

Microsoft* Build Tools を使用したサンプルのビルドと実行

  1. setvars.bat を実行した [コマンド] ウィンドウで、ダウンロードしたサンプル (.sln ファイル) の保存場所に移動します。
  2. プログラムをビルドします。
    MSBuild vector-add.sln /t:Rebuild /p:Configuration="Release"
  3. Release フォルダー (例: x64/Release) に移動します。
  4. プログラムを実行します。
    vector-add.exe

正常に完了したことを示すメッセージが表示されます。

詳細は、「サンプルを使用してデータ並列 C++ を理解する」を参照してください。