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インテル® oneAPI ベース・ツールキット (Windows* 版) 導入ガイド

トラブルシューティング

潜在的なエラーと回避または修正方法

問題 修正方法

オフラインシステムでの開発: インターネットに接続されていないシステムで開発する必要があります。

オフラインシステムを使用している場合は、インターネットに接続されたシステムでサンプルをダウンロードして、サンプルファイルをオフラインシステムに転送してください。

サンプルをダウンロードしたら、README.md ファイルの指示に従います。readme ファイルは、各サンプルのフォルダーにあります。

サンプルは、サンプルコード・リポジトリー (英語) からダウンロードできます。

ドキュメントの完全なセットは、ダウンロード可能なドキュメント (英語) からダウンロードできます。

依存関係の不足、環境変数の不足、マシン機能の不足によるエラー。 sys_check スクリプトを実行して、環境設定に関連した問題をチェックしてレポートを取得できます。oneAPI インストール・ディレクトリーのルートで、次のコマンドを実行します。
sys_check.bat

次のオプションを追加すると、追加の情報が得られます。

  • -v: 詳細な情報を出力します。
  • --config=<config file>: コンポーネントの特定のバージョンをカスタマイズします。

問題が見つからなかった場合は、次のようなメッセージが表示されます。

Checking system, will report any issues. Pass in the -v flag for verbose output. 

問題が見つかった場合は、次のようなメッセージが表示されます。

Checking system, will report any issues. Pass in the -v flag for verbose output. There are no OpenCL Platforms exposed by any Installable Client Drivers (.icd) files. Apps built with Intel® oneAPI DPC++/C++ Compiler will have all computation executed on CPU, there will be no offloaded computation. Re-run the OneAPI installer.
ツールキットをインストールできません。または、ライブラリーにアクセスできません。 インテル® oneAPI ベース・ツールキットの製品ページ (英語) に記載されているシステム要件を満たしていることを確認してください。

Windows* 上でサンプルをビルドすると、「error MSB8020: compiler not found」が表示されます。

コンパイル時に次のエラーが表示されます。

error MSB8020: The build tools for Intel® oneAPI DPC++ Compiler (Platform Toolset = 'Intel® oneAPI DPC++ Compiler') cannot be found. To build using the Intel® oneAPI DPC++ Compiler build tools, please install Intel® oneAPI DPC++ Compiler build tools. Alternatively, you may upgrade to the current Visual Studio tools by selecting the Project menu or right-click the solution, and then select "Retarget solution."
(エラー MSB8020: インテル® oneAPI DPC++ コンパイラー (プラットフォーム・ツールセット = 'Intel(R) oneAPI DPC++ Compiler') のビルドツールが見つかりません。インテル® oneAPI DPC++ コンパイラーのビルドツールを使用してビルドするには、インテル® oneAPI DPC++ コンパイラーのビルドツールをインストールしてください。あるいは、[プロジェクト] メニューを選択するか、ソリューションを右クリックして [ソリューションの再ターゲット] を選択して、現在の Visual Studio* ツールにアップグレードすることもできます。)

この問題は、インテル® oneAPI ツールキットをインストールした後に Visual Studio* をインストールすると、ツールキットのプラグインがインストールされないために発生します。

この問題を修正するには、すべてのインテル® oneAPI ツールキットをアンインストールしてから再インストールします。

  1. Windows* の [設定] で [アプリ] を選択します。
  2. [アプリと機能] 以下にある各種インテル® oneAPI ツールキットをクリックします。
  3. [アンインストール] をクリックします。
  4. すべてのツールキットのアンインストールが完了したら、Visual Studio* と MSBuild がインストールされていることを確認します。
  5. 最初にインストールしたときと同じ手順でインテル® oneAPI ツールキットをインストールします。インテル® oneAPI ツールキットは、https://software.intel.com/content/www/us/en/develop/tools/oneapi.html (英語) からダウンロードできます。

Visual Studio* でインストールしたツールキットのメニューやサンプルが表示されません。

インテル® oneAPI ツールキットをインストールした後に Visual Studio* をインストールすると、ツールキットの一部であるプラグインがインストールされません。

この問題を修正するには、すべてのインテル® oneAPI ツールキットをアンインストールしてから再インストールします。

  1. Windows* の [設定] で [アプリ] を選択します。
  2. [アプリと機能] 以下にある各種インテル® oneAPI ツールキットをクリックします。
  3. [アンインストール] をクリックします。
  4. すべてのツールキットのアンインストールが完了したら、Visual Studio* 2017 や Visual Studio* 2019 がインストールされていることを確認します。
  5. 最初にインストールしたときと同じ手順でインテル® oneAPI ツールキットをインストールします。インテル® oneAPI ツールキットは、https://software.intel.com/content/www/us/en/develop/tools/oneapi.html (英語) からダウンロードできます。

プロキシーを使用した接続の問題。 oneAPI CLI サンプルブラウザーは、システムプロキシー設定では動作せず、WPAD プロキシーをサポートしていません。

oneAPI CLI サンプルブラウザーからサンプルにアクセスできない場合は、https_proxy と http_proxy の値を設定して、同じコマンドライン・ウィンドウoneapi-cli.exe を実行します。プロキシーを設定するには、次のコマンドを実行します。your.proxy は実際のプロキシーサーバー名に、8080 はデフォルトのポートに変更してください。

set http_proxy=http://your.proxy:8080 set https_proxy=https://your.proxy:8080

プロキシーを設定したら、「コマンドラインを使用したサンプルの実行」手順に戻って、再度試してみてください。

実行時間の長いアプリケーションが終了されました。

ネイティブ環境で実行時間の長い CPU 計算ワークロードを持つアプリケーションがある場合、ハードウェアによってワークロードが終了されることがあります。この機能は、プロセスが無期限にハングアップするのを防ぐことを目的としていますが、この動作は仮想化やゲームなどの GPU の標準的な用途には推奨しません。

GPU ハードウェアが実行に 4 秒以上要するワークロードは、実行時間の長いワークロードと見なされます。デフォルトでは、実行時間の長いワークロードを処理している個々のスレッドはハングしていると見なされて終了されます。

終了プロセスを変更するには、Microsoft* の「タイムアウト検出および回復 (TDR) 関連のレジストリキー」を参照してください。