DPCT1099#

メッセージ#

関数 <function name> で使用される方向と配置のデフォルト値が正しいか確認します。

説明#

デフォルトでは、direction_and_placement パラメーターは、dpct::fft::fft_engine::create(), dpct::fft::fft_engine::commit()、または dpct::fft::fft_engine::estimate_size() に渡されません。この場合、この API は順方向 (現在の FFT が複素数 - 複素数の場合) とアウトオブプレイス (false) がデフォルトとして使用されます。方向と配置の設定は、compute() API に渡された引数に従って dpct::fft::fft_engine::compute() を実行することでリセットされます。再構成によってパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

潜在的なパフォーマンスの問題を解決するには、dpct::fft::fft_engine::create() または dpct::fft::fft_engine::commit() を呼び出す際にパラメーター direction_and_placement を明示的に指定しすると、compute() API から渡される計算の方向と配置情報は無視され、再構成は行われません。

修正方法の提案#

dpct::fft::fft_engine::create() または dpct::fft::fft_engine::commit() に関連する警告があった場合:

  • 内部ワークスペースを使用していてパフォーマンスを気にしていない場合、この警告は無視してもかまいません。

  • パフォーマンスが重要である場合、direction_and_placement パラメーターを適切に設定します。

dpct::fft::fft_engine::estimate_size() に対してこの警告が示される場合、direction_and_placement パラメーターを適切に設定します。