DPCT1005#

メッセージ#

SYCL* デバイスバージョンが CUDA* 計算の互換性と異なります。このコードを書き換える必要があります。

説明#

インテル® DPC++ 互換性ツールは、オリジナルプログラムで CUDA* コンピューティング機能に依存するロジックの使用を検出しました。

DPC++ は CUDA* 固有の計算機能をサポートしていません。生成されるコードのロジックでは、cl::sycl::info::device::version から抽出されたバージョンが使用されていますが、これは CUDA* コンピューティング機能とは異なります。

修正方法の提案#

ロジックを確認して、調整してください。

例えば、以下のオリジナル CUDA* コードについて考えてみます。

1int main() { 
2 cudaDeviceProp deviceProp; 
3 int deviceID = 0; 
4 cudaGetDeviceProperties(&deviceProp, deviceID); 
5 if (deviceProp.major >= 3) { 
6 // Use functionality from Compute Capability 3.0+ 
7 } 
8 return 0; 
9}

このコードは、以下の SYCL* コードに移行されます。

1int main() { 
2 dpct::device_info deviceProp; 
3 dpct::dev_mgr::instance().get_device(0).get_device_info(deviceProp); 
4 /* 
5 DPCT1005:0: The SYCL device version is different from CUDA Compute 
6 Compatibility. You may need to rewrite this code. 7 */ 
8 if (deviceProp.get_major_version() >= 3) { 
9 // Invoke kernel using __shfl() which requires Compute Capability 3.0+ 
10 } 
11 return 0; 
12}

このコードは次のように書き換えられます。

1 int main() { 
2 // sycl::select_from_group is supported in SYCL 2020. 3 if (SYCL_LANGUAGE_VERSION >= 202000) { 
4 // Invoke kernel using sycl::select_from_group 
5 ... 6 } 
7 return 0; 
8 }