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メモリーアクセスの問題を解決

チュートリアルのこのステージでは、ソースコードを編集し、アプリケーションを再コンパイルして、メインメモリーのアクセスのボトルネックを解決します。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーを使用して Microsoft Visual Studio* でコードを編集および再コンパイルするには、次の手順に従います。

  1. マシン上の matrix サンプル・アプリケーションのフォルダーを見つけます。デフォルトは以下です。

    [Documents]\VTune\samples\matrix

  2. ‘..\matrix\vc15’ フォルダーにある ‘matrix.sln’ Visual Studio* ソリューションを開きます。

  3. リリース構成と x64 プラットフォームを有効にしてアプリケーションをビルドしていることを確認してください。

  4. [ソリューション エクスプローラー] ペインで、matrix プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] を選択します。

    [プロパティー] ウィンドウが開きます。

  5. [構成プロパティ] -> [全般] で、[プラットフォーム・ツールセット][Intel C++ Compiler <version>] に変更します。

  6. [C/C++] -> [全般] メニューで、[デバッグ情報の形式][プログラム データベース (/Zi)] に設定されていることを確認します。

  7. [C/C++] > [最適化] メニューで、[最適化] オプションを [最大最適化 (速度優先) (/O1)] に設定します。

  8. [C/C++] > [診断 [Intel C++]] > [最適化診断レベル] > [レベル 2 (/Qopt-report:2)] に設定します。

  9. multiply.h ヘッダーファイルの 36 行目を変更します。

    #define MULTIPLY multiply1

    変更後:

    #define MULTIPLY multiply2

    これにより、プログラムは multiply.c ソースファイルの multiply2 関数を使用するように変更され、メモリーアクセスの問題を解決するループ変換テクニックが適用されます。

  10. プロジェクトをビルドします。

次のステップ: 最適化後のパフォーマンスを解決します。