現在のホストからアクセスできないシステム上でパフォーマンス解析を行うコマンドラインを設定して生成します。
ホスト上で直接、またはリモート接続 (SSH または ADB) を介してインテル® VTune™ プロファイラーにアクセス可能なターゲットのほかに、現在のホストからアクセスできないプラットフォーム向けのコマンドライン設定を作成する [任意のホスト] オプションがあります。サポートされる任意のプラットフォームとオペレーティング・システムを選択し、対応するターゲットと解析オプションを設定して、[コマンドライン] ボタンをクリックしてコマンドラインを生成します。生成されるコマンドラインはバッファーに保存され、後で任意のホスト上で使用することができます。
[コマンドライン] ボタンを使用して GUI からコマンドラインを生成するオプションは、アクセス可能なターゲットと任意のターゲットの両方で利用できます。
任意のホスト解析を設定するには次の操作を行います:
新しいプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトの場合はツールバーの [解析の設定] ボタンをクリックします。
[解析の設定] ウィンドウで、 [どこを] ペインの [参照] ボタンをクリックして、ターゲットシステムの [任意のホスト (未接続)] タイプを選択します。
プロファイルするプラットフォームを指定します。
ドロップダウン・メニューから解析するハードウェア・プラットフォームインテル® プロセッサー Anniedale (開発コード名)。
Windows* または GNU*/Linux* オペレーティング・システムを指定します。
解析ターゲットオプションを設定するには、[何を] ペインに切り替えます。
任意のターゲットの MPI を行うには、[MPI ランチャーを使用] チェックボックスをオンにしてコマンドライン設定を生成します。次の MPI 解析オプションを設定します。
MPI ランチャー: 解析に使用する MPI ランチャーを選択します。[インテル® MPI] ランチャーオプション (デフォルト) を有効にするか、[その他の MPI ランチャー] を選択して使用するランチャーを指定します。例えば、aprun、srun、または lbrun。
ランク数: アプリケーションが使用するランク数を指定します。
プロファイルするランク: [すべて] を使用してすべてのランクをプロファイルするか、[選択可能なランク] を選択して特定のランク数 (例えば、2-4,6-7,8) を指定します。
結果の場所: [結果の場所]: 解析結果を保存するディレクトリーの相対パスまたは絶対パスを指定します。
ターゲットシステムの処理能力が十分でない場合、次のように結果のファイナライズを別のシステムで行うことを検討してください。
この場合、インテル® VTune™ プロファイラーはホストマシン上でファイナライズを行うため、バイナリーのチェックサムのみを計算します。このオプションは、インテル® Xeon Phi™ プロセッサー (開発コード名: Knights Landing) での解析に推奨されます。
[どのように] ペインに切り替えて、(必要に応じて) 解析タイプを選択して設定します。
下部の [コマンドライン...] ボタンをクリックして、解析で使用するコマンドラインを生成します。
例えば、インテル® VTune™ プロファイラーは、インテル® MPI ランチャーを介して GNU*/Linux* システム上で起動され、ランク 2-4、6-7、8 でメモリーアクセスの問題を解析する test MPI アプリケーション用に次のコマンドラインを生成します。
$ mpirun -n 14 -gtool "vtune -collect memory-access:2-4,6-7,8" /temp/vtune/test
[コピー] ボタンをクリックして、生成されたコマンドラインをバッファーにコピーして、後でホストで使用します。