インテル® VTune™ プロファイラー GUI に結果とトレースをインポート

インテル® VTune™ プロファイラー・コマンドラインやスタンドアロン・コレクター (SEP コレクター、インテル® SoC Watch コレクター、Linux* Perf コレクターなど) を使用してリモートでパフォーマンス・データを収集した場合、データ (結果またはトレース) をインテル® VTune™ プロファイラー・プロジェクトにインポートしてグラフィカル・インターフェイスで解析できます。

インポートするには:

  1. インポートするデータのインテル® VTune™ プロファイラー・プロジェクトを作成します。

  2. [解析の設定] ウィンドウで、下部にある [ソース/バイナリー検索] ボタンをクリックしてインポートするデータの検索ディレクトリーを指定します。収集されたデータの [ソース/アセンブリー] ビューを開くと、インテル® VTune™ プロファイラーはシンボル解決を行うためバイナリー/ソース検索で設定されたパスを自動的に検索します。

    インテル® VTune™ プロファイラーが検索ディレクトリーにアクセスできることを確認してください。例えば、リモート収集したデータをインポートする場合、ソースとバイナリ―をインテル® VTune™ プロファイラーがインストールされているホストシステムにコピーするか、共有ドライブを介してアクセスできるようにします。

  3. 次のいずれかの方法で、[インポート] オプションを選択します。

    • Microsoft* Visual Studio* IDE: インポートする結果を検索するプロジェクトを開き、[ツール] > [Intel® VTune Profiler> [Import Result...] を選択します。

    • スタンドアロンのインテル® VTune™ プロファイラー GUI: インポートする結果が含まれるプロジェクトを開き メニューボタンをクリックして、 [結果をインポート...] を選択するか、ツールバーの [結果をインポート] ボタンをクリックします。

    [インポート] ウィンドウが表示されます。

  4. 2 つのオプションのいずれかを選択します。

結果をインポート

インテル® VTune™ プロファイラーのコマンドライン・インターフェイスを使用して、リモートシステムでいくつかの収集を実行し (結果のファイナライズの有無にかかわらず)、結果ディレクトリーをホストにコピーしてプロジェクトにインポートできます。

インテル® VTune™ プロファイラー・プロジェクトに結果ディレクトリーをインポートするには:

  1. [インポート] ウィンドウで、[現在のプロジェクトに結果をインポート] オプションを選択します。

  2. [参照] ボタンをクリックして必要なディレクトリーへ移動します。

  3. 必要な場合、右の [ソース/バイナリー検索] ボタンをクリックして検索ディレクトリーを表示/変更します。

  4. 右の [インポート] ボタンをクリックします。

    インテル® VTune™ プロファイラーは、結果ディレクトリーを現在のプロジェクトのフォルダーにコピーし、結果名をプロジェクトのノードとして [プロジェクト・ナビゲーター] に表示します。

結果をコピーする必要がない場合、[結果をコピーする代わりにリンクを介してインポート] オプションを選択します。インテル® VTune™ プロファイラーはこのリンクを介して結果をインポートします。

生のトレースデータをインポート

以下で収集されたパフォーマンス・ファイルをインポートすることもできます。

インテル® VTune™ プロファイラー GUI で収集されたデータを表示します。

次の形式をインポートできます。

Linux* Perf* ツールによって収集されたイベントベースのサンプリング・データを含む*.perfファイルを・イベントベース・サンプリング・データ:

事前定義コマンドライン・オプションを使用して、Perf 収集を実行します。

ここで、-e オプションは、収集するイベントのリストを -e <list of events> として指定します。--call-graph オプションは、サンプルが取得された時点にスレッドのコールスタックを同時に収集することを指定します。利用可能なコールスタック収集オプション (例えば、dwarf) と各種 OS カーネルバージョンでの可用性については、Linux* Perf* のドキュメントを参照してください。

Linux* カーネルでは、バージョン 2.6.31 以降で Perf ツールの Perf API を利用できます。このバージョンよりも古いカーネルで Perf ツールを実行すると、未定義の結果がもたらされたり、クラッシュする可能性があります。詳細は、Linux* Perf のドキュメントを参照してください。

インテル® VTune™ プロファイラー・プロジェクトにトレースファイルをインポートするには:

  1. [インポート] ウィンドウで、[生のトレースデータをインポート] オプションを選択します。

  2. [参照] ボタンをクリックして必要なディレクトリーへ移動します。

    複数のファイルをインポートするには、[ディレクトリーから複数のトレースファイルをインポート] オプションを選択します。

    プロファイラー・ランタイム・ラッパーで収集された FPGA データは、このオプションを使用して、profile.json ファイルを含むフォルダーをインポートする必要があります。プロファイル・データ生成の詳細については、oneAPI ツールキット向け FPGA 最適化ガイド (英語) を参照してください。

  3. 必要な場合、右の [ソース/バイナリー検索] ボタンをクリックして検索ディレクトリーを表示/変更します。

  4. 右の [インポート] ボタンをクリックします。

    インテル® VTune™ プロファイラーはトレースファイル (または複数のトレースファイルを含むディレクトリー) をプロジェクト・ディレクトリーにコピーして、*.vtune 結果ディレクトリーを作成し、トレースをファイナライズして、現在のプロジェクトにインポートします。インテル® VTune™ プロファイラーで結果を開くと、データを表現するため適用可能なすべてのビューポイントで使用されます。

関連情報