収集データファイル/ディレクトリーをインポートします。
インテル® VTune™ プロファイラーの [メニュー] > [結果をインポート...]
-import <PATH> |
インポートするデータファイルの PATH を含む文字列。複数のファイルをインポートするには、それぞれのパスにimportオプションを使用します。
import アクションを使用して、1 つ以上の収集データファイルをインテル® VTune™ プロファイラーにインポートします。次の形式をインポートできます。
.tb6 または .tb7 とイベントベース・サンプリング・データ。ファイルをインポートするには、-result-dirオプションを使用して、インポートしたデータを格納する新しいディレクトリー名を指定します。しかし、-result-dirオプションを使用しないと、インテル® VTune™ プロファイラーはデフォルト名で新しいディレクトリーを作成します。
.perfファイルは、Linux* Perf ツールで収集されたイベントベースのサンプリング・データを含みます。インテル® VTune™ プロファイラーで正確なデータ表現を保証するため、事前定義されたコマンドライン・オプションを使用して Perf 収集を行います。
アプリケーション解析の場合:
perf record -o <trace_file_name>.perf --call-graph dwarf -e cpu-cycles,instructions <application_to_launch>
プロセッサー解析の場合:
perf record -o <trace_file_name>.perf --call-graph dwarf -e cpu-cycles,instructions <application_to_launch> -p <PID> sleep 15
ここで、-e オプションは、収集するイベントのリストを -e <list of events> として指定します。--call-graph オプションは、サンプルが取得された時点にスレッドのコールスタックを同時に収集することを指定します。利用可能なコールスタック収集オプション (例えば、dwarf) と各種 OS カーネルバージョンでの可用性については、Linux* Perf* のドキュメントを参照してください。
Linux* カーネルでは、バージョン 2.6.31 以降で Perf ツールの Perf API を利用できます。このバージョンよりも古いカーネルで Perf ツールを実行すると、未定義の結果がもたらされたり、クラッシュする可能性があります。詳細は、Linux* Perf のドキュメントを参照してください。
csv ファイルをインポートするには、-result-dir オプションを使用して、外部データ収集と並行してインテル® VTune™ プロファイラーで収集された結果のディレクトリー名を指定します。 インテル® VTune™ プロファイラーは、外部で収集された統計情報を結果に追加して、[タイムライン] ペインに統合したデータを表示します。
インテル® VTune™ プロファイラーの結果に csv ファイルをインポートしても、結果のシンボル解決には影響しません。例えば、モジュールとデバッグ情報が利用できないシステムの結果に、csv ファイルを安全にインポートすることもできます。
*.pwr は電力解析データを含むファイルでインテル® SoC Watch で処理されます。
この例では、sample_data.tb7 ファイルをインテル® VTune™ プロファイラーのプロジェクトにインポートし、結果ディレクトリー r000hs を作成します。
vtune –import sample_data.tb7 –result-dir r000hs
この例は、Linux* Perf* ツールで収集したトレースファイルをインテル® VTune™ プロファイラーのプロジェクトにインポートして、デフォルトの結果ディレクトリー r000 を作成します (コマンドラインで結果ディレクトリーが指定されていないため)。
vtune -import perf_trace.perf