インテル® VTune™ プロファイラーがそれぞれのサンプルの収集を開始する前に待機するウォールクロック時間 (サンプリング間隔) を設定します。
これは、サンプルのターゲット数および値後のサンプル (SAV) を計算するために使用されます。長時間のプロファイルや大きな結果を生成するプロファイルでは、サンプリング間隔を大きくすると良いでしょう。一般に、収集される結果サイズは、持続時間、スレッドとコアカウント、選択された解析タイプ、追加の収集 knob、およびアプリケーションの動作などの要因によって異なります。
次の手順でデフォルトのサンプリング間隔を変更します。
適切なサンプリング間隔を決定するには、収集時間、プロセッサーの速度、およびソフトウェアの活動量を考慮する必要があります。例えば、サンプリング時間が 10 分を超える場合、サンプリング間隔を 50 ミリ秒に増やすことを検討してください。これにより、割り込みの回数と収集されディスクに書き込まれるサンプル数が減少します。サンプリング間隔が小さいと、多くのサンプルが収集されディスクに書き込まれます。
ユーザーモード・サンプリングおよびトレース収集のサンプリング間隔の最小値は、システムによって異なります。
シングル CPU の Windows* システムでは 10 ミリ秒
マルチコア CPU の Windows* システムでは 15 ミリ秒
Linux* 2.4 カーネルでは 10 ミリ秒
Linux* 2.6 カーネル以降では 1、2、4 ミリ秒とベンダーによって異なります
Xen* ハイパーバイザーで実行されるターゲット上で、ドライバーを使用しない Perf ベースのデータ収集を行う場合、インテル® VTune™ プロファイラーはサンプリング間隔を 0 に設定して、Perf サンプリング間隔に従います。この設定は、ハイパーバイザー環境でより正確なパフォーマンス統計をもたらします。