データ形式の選択

グリッドビューのパフォーマンス・データの形式を設定します。

データ形式を設定するには、カラムを右クリックして、コンテキスト・メニューから [データを表示] を選択して利用可能なオプションを選びます。

使用する形式

説明

バー

この行の項目に費やされた CPU 時間の量 (青いバー)、または CPU や待機時間 (構成バー) のプロセッサー利用率のグラフィカル・インジケーターを表示します。長いバーは高い値を示します。

構成バーはスレッド化解析でのみ利用できます。

パーセント

結果全体 (または、フィルターが適用されている場合は除外されていない項目) のこのカラムの合計値に対するセル値のパーセンテージとして計算された時間を表示します。入れ子になったカラム ([CPU 時間] > [アイドル] など) の場合、式で使用される値の合計は最上位のカラムの値 ([CPU 時間] など) に基づきます。

比較モードでは、結果ごとのカラムに同じ式が適用されます (例えば、[CPU 時間]:<結果 1 >[CPU 時間:<結果 2 >) に同じ式が適用されます。しかし [差分] カラム (例えば、[CPU 時間:差分] ) では、パーセント値は最初の結果 (またはフィルターが適用されている場合はフィルターされていない項目) のセル値/このカラム値の合計として計算されます。

パーセントとバー

パーセント値とバーの両方を表示します。

時間

プロセッサーがこの行の項目に費やした時間を示します。単位 (m、s、ms) はそれぞれのセル値に追加されます。

時間値のデフォルトの形式は実数ゼロ形式です。精度を高めるには、科学形式に切り替えます。これを行うには、値を右クリックし、[データの表示形式] > [科学形式] を選択します。

時間とバー

時間とバーの両方を表示します。

カウント

スレッド化効率のビューポイントでは、システム待機 API が呼び出された回数を表示します。イベントベース・サンプリングの結果では、収集されたサンプル数に基づいてイベント数を表示します。「イベント数 = サンプル x サンプリング間隔 (SAV)」で計算されます。

カウントとバー

カウントとバーの両方を表示します。

科学表記

科学表記でパフォーマンス値を表示します。一般にこの形式は値が 0.001 より小さな場合に推奨されます。

科学表記およびバー

科学表記とバーの両方を表示します。

数値

ハードウェア・イベントベース・サンプリング解析タイプで利用可能ないくつかのビューポイントでは、プログラム単位で使用された CPU サイクルのパーセンテージを表示します。例えば、1.533 は選択したプログラム単位の実行中に CPU サイクルの 153% が特定のハードウェア問題の処理に費やされたことを意味します。

数値とバー

ハードウェア・イベントベース・サンプリング解析タイプで使用できるいくつかのビューポイントでは、プログラム単位で使用される CPU サイクルのパーセンテージと対応するグラフィカル・インジケーターを表示します。

収集時間のパーセント

一部のメトリック (OpenMP* や MPI メトリックなど) では、時間値を収集時間のパーセントとして表示します。収集時間は、ポーズ時間を除く収集の開始から終了までのウォールクロック時間です。

データカラムの値は丸められています。いくつかのスタックを持つ関数など、項目がほかの項目の合計である場合、丸めによりわずかな誤差が生じることがあります。

次に例を示します。

モジュール/関数

(実際の) 時間

(丸められた) 時間

foo.dll

0.2468

0.247

foo()

0.1234

0.123

bar()

0.1234

0.123

(0.123 + 0.123) != 0.247 のように、グリッド内の丸められた値の合計は正確ではありません。

関連情報