JIT プロファイルを実行するには、次の操作を行います。
ソースツリーに次のファイルをインクルードします。
jitprofiling.h、このファイルは <install-dir>\include (Windows*) または <install-dir>/include (Linux*) にあります
ittnotify_config.h、ittnotify_types.h と jitprofiling.c、これらは <install-dir>\sdk\src\ittnotify (Windows*) または <install-dir>/sdk/src/ittnotify (Linux*) にあります
スタティック・ライブラリーを使用するには:
ヘッダーファイル jitprofiling.h をインクルードします。このファイルは <install-dir>\include (Windows*) または <install-dir>/include (Linux*) にありますこのヘッダーファイルは、すべての API 関数のプロトタイプと型定義を含みます。
ライブラリー jitprofiling.lib (Windows*) や jitprofiling.a (Linux*) とリンクします。これらは、<install-dir>\lib32 または <install-dir>\lib64 (Windows*)、<install-dir>/lib32 または <install-dir>/lib32 (Linux*) にあります。
使用するプリミティブ |
説明 |
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int iJIT_NotifyEvent( iJIT_JVM_EVENT event_type, void *EventSpecificData ); |
この API を使用して、Event_type が指すデータとともに EventSpecificData の通知をエージェントに送信します。レポートされた情報は、インテル® VTune™ プロファイラーのコレクターから取得されたサンプルを関連付けるのに使用されます。 |
unsigned int iJIT_GetNewMethodID( void ); |
新しいメソッド ID を生成します。この関数を使用して、プロファイラーにレポートされたメソッドに一意で有効なメソッド ID を割り当てる必要があります。 この API は新しい一意なメソッド ID を返します。一意なメソッドが利用できない場合、API 関数は 0 (ゼロ) を返します。 |
iJIT_IsProfilingActiveFlags iJIT_IsProfilingActive( void ); |
プロファイラーの現在のモードを返します:iJIT_IsProfilingActiveFlags 列挙子を使用してオフまたはサンプリング。 この API は、デフォルトで iJIT_SAMPLING_ON を返し、サンプリングが実行されていることを示します。プロファイラーが実行されていない場合は、iJIT_NOTHING_RUNNING を返します。 |
イベント固有のデータ (構造体) ととともに、エージェント (インテル® VTune™ プロファイラー) にイベント通知を送信します。構造体内のポインターは、割り当てたメモリーを指します (それを解放するのはプログラマーの責任です)。ポインターは、トレースファイル内のデータをコピーするため、iJIT_NotifyEvent メソッドで使用され、iJIT_NotifyEventから戻った後は使用されません。
動的コードの作成と実行をエミュレートするサンプル・アプリケーション、jitprofiling_vtune_amp_xe.zip (Windows*) や jitprofiling_vtune_amp_xe.tgz (Linux*) は、インテル® VTune™ プロファイラーと共にインストールされます。また、この JIT プロファイル API は、動的コードに実行を移行した際に、インテル® VTune™ プロファイラーに通知するために使用されます。
サンプルコードをインストールしてセットアップするには:
インテル® VTune™ プロファイラーをインストールするには、インストール・ガイドの指示に従ってください。
インテル® VTune™ プロファイラーをスタンドアロン・コンポーネントとしてダウンロードした場合でも、インテル® oneAPI ベース・ツールキットとしてダウンロードした場合でも、デフォルトのインストール・パス <install-dir> は次のようになります。
オペレーティング・システム | <install-dirpath> へのパス |
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Windows* |
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Linux* |
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インテル® VTune™ プロファイラーのインストール時に、データ収集に必要なサンプリング・ドライバーもインストールされていることを確認してください。