アプリケーションに基本的なインストルメンテーションを追加して、環境とビルドシステムがインストルメントとトレース・テクノロジー (ITT) API を使用するように設定して、パフォーマンス・データの収集を制御できます。
スタティック ITT API ライブラリーとリンクされたユーザー・アプリケーション/モジュールは、動的ライブラリー上でランタイムの依存関係はありません。したがって、インテル® VTune™ プロファイラーなしで実行できます。
ITT API を使用するには、「ビルドシステムの設定」のステップに従って C/C++ または Fortran アプリケーションをセットアップします。
__itt_char パラメーターを持つすべての API 関数は、Windows* の Unicode 規則に従います。Windows* 上でコンパイルする場合、UNICODE が定義されていれば __itt_char は wchar_t になり、それ以外は char となります。実際の関数名は、ASCII API では A、unicode API では W サフィックスが付きます。どちらも関数は API を実装する DLL で定義されています。
すべて ASCII キャラクターの文字列は、Unicode と ASCII API バージョンの両方で内部的に等価です。例えば、以下の文字列は等価です。
__itt_sync_createA( addr, "OpenMP Scheduler", "Critical Section", 0);
__itt_sync_createW( addr, L"OpenMP Scheduler", L"Critical Section", 0);