ファイナライズのシンボル解決中に、インテル® VTune™ プロファイラー GUI がハングすることがあります。これは、大きな .pdb ファイルを取得または処理することで発生する場合があります。Microsoft Visual Studio* IDE からインテル® VTune™ プロファイラーを実行すると、Visual Studio* の設定が使用され、インテル® VTune™ プロファイラーの検索設定で指定された追加のシンボルファイルとパスが検索されます。インテル® VTune™ プロファイラーがシンボルサーバーを参照する場合、解決の更新を待機するため速度が低下します。一部の .pdb ファイルは巨大になり、解決に時間がかかる場合があります。
ウィルススキャナーや同期バックアップ・ユーティリティーなど、インテル® VTune™ プロファイラーの収集とファイナライズを妨げる可能性があるプロセスがあります。ウィルススキャナーは、インテル® VTune™ プロファイラーがスレッド化などのソフトウェア・ベースの解析タイプに使用するプロセスで問題を引き起こす可能性があります。一部の同期ユーティリティーでは、インテル® VTune™ プロファイラーが理しているファイルをユーティリティーがバックアップしようとすると、ファイナライズに失敗することがあります。
収集中のクラッシュはまれですが、インテル® VTune™ プロファイラーがアクセスできない特権プロセスやサービスをインストルメントまたはアタッチしようろすると、状況によってはクラッシュすることがあります。
ファイナライズ中に GUI がハングする問題を回避するには、次のことを検討してください。
システムライブラリーのシンボル解決が必要な場合、シンボルサーバーではなく、Visual Studio* で定義される場所など、ローカルキャッシュを使用してください。
解析に重要ではない場合、インテル® VTune™ プロファイラーが参照するシンボルの場所から大きな .pdb ファイルを削除します。
ウィルススキャン・ソフトウェアのスキャンから、pin.exe プロセスを除外するか、インテル® VTune™ プロファイラーの収集実行時にスキャンを無効にします。
ファイナライズを完了するまで、同期やバックアップ・ユーティリティーを一時停止します。
インテル® VTune™ プロファイラーが昇格した特権でプロセスにアクセスするとクラッシュする可能性があるため、管理者としてインテル® VTune™ プロファイラーを起動してください。また、[何を] ペインの [高度] セクションで、特定のモジュールのみをプロファイルするよう設定することもできます。