デフォルトでは、アプリケーションとシステムモジュールのデバッグ情報 (Windows* では PDB ファイル、Linux* では DWARF 形式) はシステム上で使用できません。デバッグ情報がなくてもパフォーマンス解析は可能ですが、インテル® VTune™ プロファイラーはコールスタックやソースデータに関連した完全な統計情報を提供できません。
インテル® VTune™ プロファイラーはバイナリーのデバッグ情報を検出できなかった場合、関数境界を静的に特定して、生成された疑似関数名 func@address にホットスポットのアドレスを割り当てます。
例えば、モジュールが見つからないか関数名を解決できない場合、インテル® VTune™ プロファイラーは、[module] と表示します。
デバッグ情報がない場合、インテル® VTune™ プロファイラーはコールスタックをアンワインドしないため、[コールスタック] ペインを正しく表示できない可能性があります。また一部のケースでは、デバッグ情報を持たないモジュールのファイナライズには時間がかかることがあります。
正確なパフォーマンス解析を行うためには、インテル® VTune™ プロファイラーがインストールされたシステム上でデバッグ情報を利用できるようにすることを推奨します。詳しい手順は以下を参照してください。