コマンドラインからデータ収集を制限

データ収集を制限することで、データ処理を遅くする大量のデータが収集されるのを防ぎます。例えば、頻繁に競合するアプリケーションのスレッド化解析や、長時間のプロファイルでこの問題が発生する可能性があります。

通常、インテル® VTune™ プロファイラーが結果ファイルに使用する生データのデフォルトの最大サイズは、プログラムの問題を特定するのに十分です。

生データの量を制限するには、次のいずれかのオプションを使用します。

結果ファイルの最大サイズを設定 (MB)

data-limit コマンドライン・オプションを使用して、最大結果サイズ (MB) を設定することで、収集される生データの量を制限します。インテル® VTune™ プロファイラーは、ターゲットの実行開始からデータの収集を始め、結果サイズが指定した制限に達するとデータ収集を中断します。データサイズを無制限にするには、0 を指定します。

vtune -collect <analysis_type> -data-limit=<value> -- <target>

指定する Linux* ターゲットでホットスポット解析を開始し、結果サイズを 200MB に制限します。

vtune -collect hotspots -data-limit=200 -- /home/test/myApplication

収集の最後の時間を解析タイマーで設定

ring-buffer コマンドライン・オプションを使用して、ターゲットの実行または収集が終了する前の最後の数秒間のみを解析するようにタイマー (秒単位) を設定することで、収集される生データの量を制限します。例えば、制限時間を 2 秒に設定すると、インテル® VTune™ プロファイラーは最初からデータ収集を行いますが、収集を完了する前の最後の 2 秒間のデータのみを保存します。

vtune -collect <analysis_type> -ring-buffer=<value> -- <target>

指定する Windows* ターゲットで、収集が終了する前の最後の 10 秒間のホットスポット解析を有効にします。

vtune -collect hotspots -ring-buffer=10 -- C:\test\myApplication.exe

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