ウィンドウ: トップダウン・ツリー

[トップダウン・ツリー] ウィンドウを使用して、アプリケーションのコールシーケンスのフローを調査し、それぞれのプログラム単位と呼び出し先で費やされた時間を解析します。

このペインへアクセスするには: スタックを収集するパフォーマンス解析タイプを実行して、収集結果を開く際に [トップダウン・ツリー] タブをクリックします。

[トップダウン・ツリー] ウィンドウ

関数スタック

[関数スタック] は、アプリケーションの始まり (通常、main() 関数) から、収集フェーズで検出された呼び出しシーケンス (スタック) を表します。行の時間値は、その行に入れ子になっているすべての項目の合計値を示します。このデータからプログラム単位と呼び出し先の影響を確認します。このような調査方法は、「トップダウン解析」と呼ばれます。

上記の例では、ホットスポット関数 thread_video には 3 つの呼び出しがあり、rt_renderscene は最適化の最初の候補です。

コールスタックは、ユーザーモード・サンプリングとトレース収集の結果では常に使用できます。また、解析の設定で [スタックを収集] オプションを有効にすると、ハードウェア・イベントベース・サンプリング収集の結果でも使用できます。それ以外では、イベントベース・サンプリング結果の [関数スタック] カラムには関数の平坦なリストが表示されます。

<パフォーマンス・メトリック>

[トップダウン・ツリー] グリッドの各データカラムは、パフォーマンス・メトリックに対応します。パフォーマンス・メトリックのリストは、解析タイプと選択したビューポイントによって異なります。[トップダウン・ツリー] ウィンドウでは、インテル® VTune™ プロファイラーは 2 つのメトリックを提供します。

  • セルフメトリックは、特定のプロシージャーや関数で収集されたパフォーマンス・データを示します。

  • 合計メトリックは、関数と子関数 (呼び出し先) で収集されたパフォーマンス・メトリックを示します。

デフォルトでは、すべてのプログラム単位は最初のカラムのメトリック値 ([CPU 時間: 合計] など) で降順にソートされ、パフォーマンス上最も要なプログラム単位が最初に示されます。カラムのヘッダーをクリックすると、メトリックによってリストを再ソートできます。

カラムのヘッダーにマウスを移動すると、メトリックの説明が表示されます。

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