コマンドラインからシステム全体のデータを収集

システム上で実行されているほかのプロセスのパフォーマンス・データを収集するには、次の 2 つのいずれかを行います。

システム全体の収集は、ハードウェア・イベントベース・サンプリング収集でのみ利用できます。

ターゲット・アプリケーションとシステムを解析

ターゲット・アプリケーションと同時にシステム上のすべてのプロセスを解析するには、アプリケーションを指定して -analyze-system オプションを使用し、システム全体の解析を有効にします。このモードでは、収集期間はアプリケーションの実行時間と等しくなります。

このモードは、アプリケーションが起動される収集タイプで特に有用です。例えば、フレームやタスク解析 (アプリケーションのターゲットでのみ利用可能) を実行し、同時にシステム全体のデータを収集する場合に使用できます。

この例は、sample アプリケーションのハードウェア・イベントベース・サンプリングのホットスポット解析を実行して、システム全体のデータを収集します。

vtune -collect hotspots -knob sampling-mode=hw -analyze-system -- /home/test/sample

次の例では、sample アプリケーションのマイクロアーキテクチャー全般解析 (以前の全般解析) を実行します。これには、タスク API を使用してコードで指定されるユーザータスクが含まれ、システム全体でデータを収集します。

vtune -collect uarch-exploration -knob enable-user-tasks=true -- /home/test/sample

ターゲット・アプリケーションなしでシステムを解析

ターゲット・アプリケーションを指定しないで、システム全体をプロファイルするには (GUI の [システムをプロファイル] と同等)、収集時間のみを指定します。

この例は、システム全体のハードウェア・イベントベース・サンプリングのホットスポット解析を 60 秒間実行します。

vtune -collect hotspots -knob sampling-mode=hw --duration 60

関連情報