収集のオーバーヘッドの最小化

コンテキスト・スイッチを収集

このオプションは、ハードウェア・イベントベース・サンプリング収集でスレッド・コンテキスト・スイッチの収集を可能にし、カスタム・ハードウェア・イベントベース・サンプリング解析設定で利用できます。

カスタム解析向けにこのオプションを無効化/変更するには:

GUI から:

1. [Analysis Type (解析タイプ)] ウィンドウで、左にある解析ツリーの [Custom Analysis (カスタム解析)] > カスタム・ハードウェア・イベントベース・サンプリング解析タイプを選択します。

2. 右の設定ペインで、上部にある [Edit (編集)] ボタンをクリックします。

3. [Custom Analysis] ダイアログボックスで、[Collect context switches (コンテキスト・スイッチを収集)] オプションを無効にします。

CLI から:

コマンドラインで -knob enable-stack-collection=false オプションを使用します。次に例を示します。

> amplxe-cl -collect-with runsa -knob enable-stack-collection=false -knob event-config=CPU_CLK_UNHALTED.REF_TSC:sa=1800000,CPU_CLK_UNHALTED /home/test/sample

サンプリング間隔

このオプションは、インテル® VTune™ Amplifier が各サンプルを収集する前に待機するウォールクロック時間を設定します。サンプリング間隔を短くすると、収集されるサンプルの数とディスクへの書き込みは増加します。サンプリング間隔の最小値はシステムによって異なります。

• シングルコア CPU システムの場合 10 ミリ秒

• マルチコア CPU システムの場合 15 ミリ秒

高度なホットスポット解析向けにこのオプションを無効化/変更するには:

1. [Analysis Type] ウィンドウで、左にある解析ツリーの [Algorithm Analysis (アルゴリズム解析)] > [Advanced Hotspots (高度なホットスポット)] タイプを選択します。

2. 右にある設定ペインで、[CPU sampling interval, ms (CPU サンプリング間隔、ミリ秒)] の値を増やします。

カスタム解析向けにこのオプションを無効化/変更するには:

GUI から:

1. [Analysis Type] ウィンドウで、左にある解析ツリーの [Custom Analysis] > カスタム・ユーザーモード・サンプリングとトレース収集タイプを選択します。

2. 右の設定ペインで、上部にある [Edit] ボタンをクリックします。

3. [Custom Analysis] ダイアログボックスで、[CPU sampling interval, ms] の値を増やします。

CLI から:

コマンドラインで -knob sampling-interval=<value> オプションを使用します。次に例を示します。

> amplxe-cl -collect-with runss -knob sampling-interval=100 -knob cpu-samples-mode=stack -knob signals-mode=stack -knob waits-mode=stack -knob io-mode=stack /home/test/sample

スタックサイズ

このオプションでは、ハードウェア・イベントベース・サンプリング収集を行う間のスタックサイズ (バイト) を指定します。ゼロは無制限のサイズを意味します。設定可能な値は、0 から 2147483647 です。

このオプションを無効化/変更するには:

GUI から:

1. [Analysis Type] ウィンドウで、左にある解析ツリーの [Custom Analysis] > カスタム・ハードウェア・イベントベース・サンプリング解析タイプを選択します。

2. 右の設定ペインで、上部にある [Edit] ボタンをクリックします。

3. [Custom Analysis] ダイアログボックスで、[Stack size, in bytes (スタックサイズ、バイト)] の値を減らします。

CLI から:

コマンドラインで-stack-sizeオプションを使用します。次に例を示します。

> amplxe-cl -collect-with runsa -knob enable-stack-collection=true -knob stack-size=8192 -knob enable-call-counts=true -app-working-dir /home/samples/nqueens_fortran -- /home/samples/nqueens_fortran/nqueens_parallel