インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ
最適化の前後で、アプリケーションの呼び出しツリーがどのように変化したか理解するには、関数と呼び出し先ごとのパフォーマンス・メトリックの差を参照します。これには、[Top-down Tree (トップダウン・ツリー)] のサブタブをクリックして、[Top-down Tree] ウィンドウを調査します。
比較モードでは、[Top-down Tree] ウィンドウに各プログラムユニットのそれぞれの解析結果データとその差を示す列が表示されます。差は、<結果 1 の値> - <結果 2 の値> として計算されます。
比較モードの [Top-down Tree] ウィンドウは、2 つのタイプのグループ化レベルをサポートします。
[Function Stack (関数スタック)] 粒度は、関数インスタンスごとにデータをグループ化します。[Start Address (開始アドレス)] 列を使用して、同じソース関数や同じループのインスタンスの差を特定します。
[Source Function Stack (ソース関数スタック)] 粒度は、ソース関数ごとにデータをグループ化します。このモードでは、同じソース関数のすべてのインスタンスは、1 つの関数に集約されます。
関数 foo() は、アプリケーションの bar1() および bar2() の 2 つの場所から呼び出されています。結果 2 で foo() が遅い場合、(比較モードで) [Top-down Tree] ウィンドウを使用して、bar1() から呼び出された場合と、bar2() から呼び出された場合、または両方で低速であるかチェックします。
スタックの有無で結果を比較するには、[Call Stack Mode (コールスタック・モード)] フィルターバー・オプションから [User/System functions (ユーザー/システム関数)] に切り替えて、パフォーマンス・データをサンプルが収集された関数に関連付けます。