インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

データ表示形式の選択

グリッド表示のパフォーマンス・データの形式を設定します。

データ表示形式を設定するには、列を右クリックしてコンテキスト・メニューから [Show Data As (形式を指定してデータを表示)] を選択して利用可能なオプションを選択します。

表示形式

説明

Bar (バー)

この行の項目に費やされた CPU 時間 (青いバー)、または CPU 時間/待機時間のプロセッサー使用率 (積み上げバー) のグラフィック・インジケーターを表示します。バーが長いほど、値が大きくなります。

積み上げバーは、並行性解析とロックと待機解析でのみ利用できます。

Percent (パーセント)

全体の (またはフィルターが適用されている) 結果におけるこの列の合計値に対するセルの値をパーセント比率として計算した時間を示します。入れ子になった列 (例えば、[CPU Time (CPU 時間)] > [Idle (アイドル)]) では、式中で使用される合計値は、上位レベルの列の値 (例えば、[CPU Time]) をベースにします。

比較モードでは、結果列ごとに同じ式が使用されます (例: CPU Time:<結果 1 名前>, CPU Time:<結果 2 名前>)。しかし、Difference (差異) 列 (例: CPU Time: 差異) では、パーセント値はこの列の最初の結果 (または、フィルターが適用されている場合はフィルターが適用されない項目) のセルの値/合計値として計算されます。

Percent and Bar (パーセントとバー)

パーセントとバーの両方を表示します。

Time (時間)

この行の項目に費やされたプロセッサー時間を表示します。ユニットサイズ (m、s、ms) がそれぞれのセルの値に追加されます。

Time and Bar (時間とバー)

時間とバーの両方を表示します。

Counts (カウント)

[Locks and Waits viewpoint (ロックと待機ビューポイント)] では、対応するシステム待機 API が呼び出された回数を表示します。イベントベース・サンプリングの結果 (ハードウェア問題、ハードウェア・イベント・カウント、ハードウェア・イベントベース・サンプル・カウント、および全般解析のビューポイント) では、収集したサンプルの数に基づくイベントカウントを表示します。イベントカウント = サンプル x サンプリング間隔の値

Counts and Bar (カウントとバー)

カウントとバーの両方を表示します。

Scientific (科学的表記)

パフォーマンス値を科学的表記で表示します。一般にこの表記は値が 0.001 未満の場合に推奨されます。

Scientific and Bar (科学的表記およびバー)

科学的表記とバーの両方を表示します。

Double (ダブル)

ハードウェア・イベントベースのサンプリング解析タイプで利用できるいくつかのビューポイントでは、プログラムユニットで使用された CPU サイクルのパーセント比率が表示されます。例えば、1.533 は、選択したプログラムユニットの実行中 CPU サイクルの 153% が特定のハードウェア問題の処理に費やされたことを示します。

Double and Bar (ダブルとバー)

ハードウェア・イベントベースのサンプリング解析タイプで利用できるいくつかのビューポイントでは、プログラムユニットで使用された CPU サイクルのパーセント比率と対応するグラフィック・インジケーターが表示されます。

Percent of Collection Time (収集時間のパーセント比率)

いくつかのメトリック (例えば、OpenMP* と MPI メトリック) では、収集の開始から終了までのウォール時間からポーズ時間を除いて、時間値を収集時間のパーセント比率として表示します。

データ列の値は丸められています。複数のスタックを持つ関数など、複数の項目の合計からなる項目では、丸められた合計値が個々の丸め値の合計と若干異なることがあります。

次に例を示します。

モジュール/関数

時間 (実際の値)

時間 (丸め値)

foo.dll

0.2468

0.247

foo()

0.1234

0.123

bar()

0.1234

0.123

ここでは、個々の丸め値の合計 (0.123 + 0.123) と、丸められた合計値 0.247 は等しくなりません。

関連情報