問題: SSH 接続された X サーバーでインテル® VTune™ プロファイラーの応答性が低下しています

原因

Windows* 上で SSH 接続された X サーバー (Xming* など) を使用して接続した Linux* マシン上でインテル® VTune™ プロファイラー GUI を実行し、X サーバーが遅い場合、GUI の応答性が低下することがあります。

解決方法

オプション 1: トラフィック圧縮を有効にする

ダイアルアップ・ネットワークや低速なネットワーク環境で X セッションを転送する場合、トラフィックを圧縮すると有効な場合があります。ssh -C コマンドライン・オプションを使用するか、設定ファイルで Compression yes を指定して圧縮を有効にします。

SSH は次の順番で設定データを取得します。

• ssh -C コマンドライン・オプション

• ユーザー設定ファイル (~/.ssh/config)

• システム設定ファイル (/etc/ssh/ssh_config)

オプション 2: 暗号化方式を変更する

多くのシステムのデフォルトの暗号化方式はトリプル DES (3DES) で、これは Blowfish や AES よりも低速です。新しいバージョンの OpenSSH では Blowfish がデフォルトです。ssh -c blowfish で暗号化方式を Blowfish に変更できます。

接続方法 (SSH1 または SSH2) に応じて設定ファイルの Cipher オプションを変更します。

• SSH1 では Cipher blowfish を使用します

• SSH2 では Ciphers blowfish-cbc,aes128-cbc,3des-cbc,cast128-cbc,arcfour,aes192-cbc,aes256-cbc を使用します

また、使用している Xサーバーのドキュメントにある推奨事項を確認するとよいでしょう。