コマンドラインを使用して作業する場合、一般に結果ディレクトリーは PATH/名前で指定するのが安全です。結果を入力とするアクションを実行する場合、結果がデフォルト・ディレクトリーに作成されていても、結果ディレクトリーを指定する方が安全です。次のような場合には、必ず結果ディレクトリーを指定します。
結果を入力とするアクション、特に finalize や import アクションを使用する場合。
現在の作業ディレクトリーとは異なるディレクトリーに結果を格納したい場合。
結果にデフォルト以外の名前が割り当てられている場合。この場合、collect または collect-with アクションの実行、レポートの生成、またはこの結果を入力するほかのアクションの実行時に結果名を指定します。
結果ディレクトリーの PATH/名前を指定するには、-result-dir | -r アクションオプションを使用します。これには、絶対パスもしくは現在の作業ディレクトリーへの相対パスを指定します。
結果パスのベース・ディレクトリーを指定するには、user-data-dir アクションオプションを使用します。
このコマンドは、test という名前の現在の作業ディレクトリーで、myApplication のホットスポット解析を実行します。結果は、/home/test/ スクリプトを使用して自動化できます。これが最初のホットスポット解析の実行である場合、結果ディレクトリー名は r000hs となります。
vtune -collect hotspots -result-dir=/home/test/ -- /home/test/myApplication
この結果からレポートを生成するには、結果ディレクトリーを指定する必要があります。
vtune -report hotspots -r=/home/test/ -- /home/test/myApplication