ウィンドウ: タイマー解像度 - プラットフォーム電力解析

このウィンドウへアクセスするには、次の操作を行います。[プラットフォーム電力解析] ビューポイントを選択し、結果タブの [タイマー解像度] サブタブをクリックします。[タイマー解像度] ウィンドウは、Windows* プラットフォームでのみ利用できます。

[タイマー解像度] を使用して以下を行います。

[プラットフォーム電力解析] ビューポイントは、電力解析の一部として利用できます。インテル® SoC Watch で電力解析データを収集する機能は、Android*、Windows*、および Linux* デバイスで利用可能です。インテル® SoC Watch の結果をインポートして表示する機能は、すべてのバージョンのインテル® VTune™ プロファイラーでサポートされます。

[タイマー解像度] ペイン

システムがそれぞれのタイマー解像度値で費やした合計時間 (秒) を示します。ほとんどの場合、15.6 が推奨されるタイマー解像度です。ウェイクアップ回数が増えるため、低いタイマー解像度で長い時間費やすのは電力効率が良いとは言えません。データセルを右クリックして、[データを表示] オプションで代替単位を選択して表示する単位を変更できます。例えば、それぞれの値で費やされた割合が予想を満たしているかどうか判断するため、表示単位をパーセントに変更することができます。

次の例では、大部分の収集時間が 4 ms の低いタイマー解像度で費やされています。アプリケーションは通常、高い応答性を保証するため頻繁にシステムタイマーのウェイクアップを要求します。このようなシステムタイマーの変更は、システム全体に影響するためアプリケーション内の重要な領域のみに限定する必要があります。[タイムライン] ペインで、どのプロセスがタイマーの解像度を変更したか確認します。

[タイムライン] ペイン

[タイムライン] ペインには、タイマー解像度の変化と各アプリケーションがそれぞの解像度で費やした時間のグラフが表示されます。

ツールバー

ナビゲーション制御を使用して注目する領域にズームイン/ズームアウトできます。特定のウィンドウのタイムラインで行われたフィルター処理は、そのビューポイントのほかのウィンドウすべてに適用されます。これは、あるタブで問題を特定し、その問題が別のタブのメトリックにどのように影響するか確認する場合に便利です。タイムライン制御の詳細は、タイムライン・ビューの管理を参照してください。

凡例 (レジェンド)

タイムライン上に表示されるデータのタイプ。対応するチェックボックスをオン/オフにすることで、タイムラインに表示される任意のタイプのデータをフィルターイン/フィルターアウトします。

システムタイマー解像度

時間経過におけるタイマー解像度値を示します。黒の線はタイマー解像度の変化を示しています。下にある色付きのバーは、各タイマー解像度の値の持続時間を表します。

要求された/アプリケーションのタイマー解像度

アプリケーションによるタイマー解像度の変更要求と持続時間を示します。タイムラインにマウスカーソルを移動すると、開始時間、持続時間、変更を要求するアプリケーション、要求された解像度値 (ms) などの情報を含むポップアップが表示されます。タイムラインを拡大してタイマー解像度の変化を確認します。

関連情報