設定値後のサンプル (SAV)

カスタム・イベントベースのサンプリング・データ収集では、インテル® VTune™ プロファイラーはハードウェア・イベントベースのデータ収集中にサンプルを収集するためプロセッサーに割り込みを掛ける頻度としてサンプリング間隔 (SAV) を設定します。SAV は、サンプル収集をトリガーするイベント数として測定されます。

SAV が小さすぎると割り込み間隔が短くなり、パフォーマンスの低下を招き、システムが不安定になる可能性があります。インテル® VTune™ プロファイラーは、そのような動作を回避するためフロア値を適用します。推奨値は、プロセッサーあたり 1 秒で 1000 サンプルです。

インテル® VTune™ プロファイラーは、ハードウェア・イベントの SAV を自動的に設定します。事前定義ハードウェア・イベント解析タイプでは、[解析の設定] ウィンドウの [どのように] ペインに SAV が表示されます。表に示される各イベントの SAV は変更することができません。しかし、データの収集中、インテル® VTune™ プロファイラーは乗数で調整します。乗数は、[どのように] ペインで指定されるサンプリング間隔値に依存します。

デフォルトの SAV を変更するには、(既存のタイプを元に) カスタム・ハードウェア・イベントベース解析タイプを作成し、必要であればイベントを追加して、次に示すようにイベントを選択し SAV を変更します。

サンプリング間隔 (SAV) 設定

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