SPDK アプリケーションを解析

インテル® VTune™ プロファイラーの入出力解析を使用して、SPDK アプリケーションをプロファイルして SPDK 効率時間と SPDK レイテンシーを予測し、SPDK デバイスで十分に活用されていないスループットを特定します。

インテル® VTune™ プロファイラーの機能を有効にするには、SPDK が --with-vtune 高度なビルドオプションを使用してビルドされている必要があります。

[プロセスにアタッチ] モードでプロファイルする場合、アプリケーションを起動する前に環境変数を設定する必要があります。

[システム全体をプロファイル] モードでは利用できません。

SPDK 効率時間

実行した操作タイプごとにグループ化された SPDK 全体のパフォーマンス統計を示す、[サマリー] ウィンドウから解析を始めます。

[SPDK 効率時間] メトリックは、I/O 操作完了のポーリングを除く、アプリケーションがアクティビティーを実行するのに費やした時間を示します。



このメトリックをスレッド単位で解析するには、[ボトムアップ] または [プラットフォーム] タブを使用します。

SPDK スループット解析

SPDK が管理する特定のストレージデバイスの利用率を把握するには、[サマリー] タブの [SPDK スループット利用率] 分布図を参照します。

[プラットフォーム] タブのタイムラインを使用して、SPDK スループット利用率が低い領域を SPDK I/O 操作をや PCIe* トラフィックの内訳と関連付けて把握できます。

SPDK レイテンシー解析

[サマリー] タブの SPDK レイテンシー分布図を調べると、SPDK アプリケーションが特定の I/O 操作で生じたレイテンシーに費やした時間をデバイスごとに把握できます。