インテル® oneAPI ベース・ツールキット (Linux* 版) 導入ガイド
次のような oneAPI アプリケーションでは、ターゲットシステムの root ユーザー用にパスワードなしの SSH 接続を設定する必要があります。
以下の設定手順を完了すると、非 root ユーザまたは root ユーザとして、パスワードなしでホスト開発システムからリモート Linux* ターゲットに「SSH 接続する」ことができます。
SSH の概要と SSH キーの仕組みについては、「SSH の基本: SSH サーバー、クライアント、キーの作業」 (英語) を参照してください。
以下の手順は、次のシステムに適用されます。
.ssh ディレクトリーのセットアップ
ホスト開発システム上で次の操作を行います。
Windows* CMD プロンプト
> %HomeDrive% && cd %HomePath% > mkdir .ssh > cd .ssh
Linux* ターミナル (bash) プロンプト
$ cd ~ $ mkdir -p .ssh $ chmod 700 .ssh $ cd .ssh
$ssh-keygen -t rsa
username = はターゲットのアクセスに使用される名前で、target = はターゲットの IP アドレスまたはネットワーク・ホスト名です。
ターゲットデバイスの非 root ユーザーのパスワードの入力を求められます。
$ scp id_rsa.pub username@target:id_rsa.pub $ ssh username@target $ cd ~ $ mkdir -p .ssh $ chmod 700 .ssh $ cat ~/id_rsa.pub >>.ssh/authorized_keys $ chmod 600 .ssh/authorized_keys $ exit
以下の手順に従って、非 root ユーザーでパスワードが不要になったことを確認します。
ssh username@target uname -a
$ ssh username@target $ cd ~ $ sudo -E bash
sudo コマンドを実行すると、ターゲットシステムの非 root ユーザーのパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。
$ mkdir -p /root/.ssh $ chmod 700 /root/.ssh $ cat ./id_rsa.pub >>/root/.ssh/authorized_keys $ chmod 600 /root/.ssh/authorized_keys
$ exit $ exit
ターゲットの root 接続をテストするには、次のコマンドを使用します。
$ ssh root@target ls -a
ログインプロンプトなしで、ターゲットの /root フォルダーにあるすべてのファイルの一覧が表示されます。
新規接続の作成、既存の接続の表示、ターゲットへの接続の手順については、「SSH/TCF エージェント接続を使用したボードへの接続」 (英語) を参照してください。
注