インテル® oneAPI ベース・ツールキット (Linux* 版) 導入ガイド

トラブルシューティング

潜在的なエラーと回避または修正方法

問題 修正方法

オフラインシステムでの開発: インターネットに接続されていないシステムで開発する必要があります。

オフラインシステムを使用している場合は、インターネットに接続されたシステムでサンプルをダウンロードして、サンプルファイルをオフラインシステムに転送してください。

サンプルをダウンロードしたら、README.md ファイルの指示に従います。README ファイルは、各サンプルのフォルダーにあります。

サンプルは、サンプルコード・リポジトリー (英語) からダウンロードできます。

ドキュメントの完全なセットは、ダウンロード可能なドキュメント (英語) からダウンロードできます。

依存関係の不足、環境変数の不足、マシン機能の不足によるエラー。 sys_check スクリプトを実行して、環境設定に関連した問題をチェックしてレポートを取得できます。oneAPI インストール・ディレクトリーのルートで、次のコマンドを実行します。
./sys_check.sh

次のオプションを追加すると、追加の情報が得られます。

  • -v: 詳細な情報を出力します。
  • --config=<config file>: コンポーネントの特定のバージョンをカスタマイズします。

問題が見つからなかった場合は、次のようなメッセージが表示されます。

Checking system, will report any issues. Pass in the -v flag for verbose output. 

問題が見つかった場合は、次のようなメッセージが表示されます。

Checking system, will report any issues. Pass in the -v flag for verbose output. 
There are no OpenCL Platforms exposed by any Installable Client Drivers (.icd) files. 
Apps built with Intel® oneAPI DPC++/C++ Compiler will have all computation executed on CPU, there will be no offloaded computation.
Re-run the OneAPI installer.
ツールキットをインストールできません。または、ライブラリーにアクセスできません。 インテル® oneAPI ベース・ツールキットの製品ページ (英語) に記載されているシステム要件を満たしていることを確認してください。
プロキシーを使用した接続の問題。 oneAPI CLI サンプルブラウザーは、システムプロキシー設定では動作せず、WPAD プロキシーをサポートしていません。

oneAPI CLI サンプルブラウザーからサンプルにアクセスできない場合は、https_proxy と http_proxy の値を設定して、同じターミナルoneapi-cli を実行します。プロキシーを設定するには、次のコマンドを実行します。your.proxy は実際のプロキシーサーバー名に、8080 はデフォルトのポートに変更してください。

export http_proxy=http://your.proxy:8080

プロキシーを設定したら、「コマンドラインを使用したサンプルの実行」手順に戻って、再度試してみてください。

Eclipse* が正しくインストールされませんでした。または、Eclipse* の実行時にエラーが発生します。

Eclipse* (英語) またはコマンドラインから Eclipse* プラグインをインストールまたは更新します。コマンドラインでは、install-eclipse-plugins.sh スクリプトを使用します。次のディレクトリーに移動します。

<install_dir>/dev-utilities/latest/bin/

スクリプトの実行に引数は必要ありません。次のコマンドでヘルプを表示できます。

./install-eclipse-plugins.sh -h
./install-eclipse-plugins.sh --help

setvars.sh スクリプトを実行すると、(現在のターミナルセッション用の) パスに install-eclipse-plugins.sh が追加されます。

<install_dir>/setvars.sh

このスクリプトは verbose モードをサポートしており、スクリプトの実行に問題がある場合、特にスクリプトが動作に失敗する場合に役立ちます。verbose モードは次のように使用します。

./install-eclipse-plugins.sh -v
./install-eclipse-plugins.sh -V

スクリプトは、Eclipse* 用のインテルのプラグインをインストールまたは更新する Eclipse* バイナリーの場所を尋ねます。

Eclipse* 実行ファイルが含まれているフォルダーへのパスではなく、Eclipse* 実行ファイルへのパスを入力します。Eclipse* 実行ファイルへの完全な絶対パスを入力してください。チルダ (~) を含む相対パスはサポートされていません。

スクリプトは次の処理を行います。

  • インストールされているツールキットに含まれる Eclipse* プラグインを探し、選択された Eclipse* のコピーにすでにインストールされているかをチェックします。
  • 競合するプラグインをアンインストールして、Eclipse* のガベージコレクターを実行してアンインストールをクリーンアップします。
  • ツールキットに同梱のプラグインを選択された Eclipse* のコピーにインストールします。

Eclipse* インターフェイスを使用してインストールするには、次の操作を行います。

  1. <install_dir>/intel-eclipse-ide/latest/eclipsedropins という名前のディレクトリーがあることを確認します。
  2. Eclipse* を起動して、[Help] > [Install New Software] を選択します。
  3. [Add] をクリックして、[Archive] を選択します。インストールするプラグインの場所を参照します。インテル® Advisor の場合は、<install_dir>/advisor/latest/ide-support/ になります。ディレクトリーにある .zip ファイルを選択します。
  4. [Open] をクリックします。[Add] をクリックします。
  5. [Contact all update sites during install to find the required software] チェックボックスをオフにします。
  6. テキストエリアに表示されている 2 つの機能を選択して [Next] をクリックします。
  7. 後続のダイアログの指示に従ってインストールを完了します。

OpenCL* ドライバーが見つかりません。

OpenCL* ドライバーのダウンロードとインストールについては、インストール・ガイドの GPU ドライバーのセクション (英語) を参照してください。