診断のリファレンス

このトピックでは、すべての診断リファレンス番号、メッセージ、詳細なヘルプ、およびエラーを修正するための提案を提供します。

ID

メッセージ

DPCT1000

エラーを処理する if-stmt が検出されましたが、書き換えることができませんでした。詳細は、結果ファイルのコメントを参照してください。

DPCT1001

文を削除できませんでした。詳細は、結果ファイルのコメントを参照してください。

DPCT1002

特別なケースのエラーを処理する if-stmt が検出されました。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1003

移行した API はエラーコードを返さないため、(*, 0) が挿入されます。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1004

互換性のある DPC++ コードを生成できませんでした。

DPCT1005

SYCL* デバイスバージョンが CUDA Compute Compatibility と異なります。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1006

DPC++ は、統合 GPU デバイスとディスクリート GPU デバイスを区別するための標準 API を提供していません。

DPCT1007

この API の移行は、インテル® DPC++ 互換性ツールではサポートされていません。

DPCT1008

DPC++ では、クロック関数は定義されていません。これは、ハードウェア固有の機能です。代替関数については、ハードウェア・ベンダーにお問い合わせください。

DPCT1009

SYCL* では、エラーの報告に例外を使用しており、エラーコードは使用していません。オリジナルコードはコメントアウトされ、警告文字列が挿入されました。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1010

SYCL* では、エラーの報告に例外を使用しており、エラーコードは使用していません。呼び出しは 0 に置き換えられました。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1011

ツールは、組込みベクトル型のオーバーロードされた演算子を検出しましたが、これは SYCL* 1.2.1 標準演算子と競合する可能性があります (詳細は、「4.10.2.1 ベクトル・インターフェイス」を参照)。競合を回避するため、名前空間が挿入されました。代わりに、SYCL* 1.2.1 標準演算子を使用してください。

DPCT1012

カーネル実行時間の測定パターンを検出し、SYCL* で時間測定を行うための初期コードを生成しました。要件に応じて、時間の測定方法を変更できます。

DPCT1013

丸めモードを指定できなかったため、生成されたコードはオリジナルコードと異なる精度である可能性があります。正当性を検証してください。SYCL* 数学組込み関数の丸めモードは、OpenCL* C 1.2 標準と一致しています。

DPCT1014

フラグオプションとプライオリティー・オプションは SYCL* キューではサポートされていません。出力パラメーターは 0 に設定されます。

DPCT1015

出力の調整が必要です。

DPCT1016

<API 名> は移行されませんでした。パラメーター <パラメーター名 a>/<パラメーター名 b> を評価できなかったか、<パラメーター名 a> が <パラメーター名 b> と等しくありません。このコードを手動で書き換えてください。

DPCT1017

<CUDA API 名> 呼び出しの代わりに <DPC++ API 名> 呼び出しが使用されます。この 2 つの呼び出しは同じ機能を提供するものではありません。生成されたコードの潜在的な精度やパフォーマンスの問題を確認してください。

DPCT1018

<API 名> は移行されましたが、生成されたコードのパフォーマンスは、以下の理由により最適ではない可能性があります。

  • <パラメーター名> が評価できませんでした。また、<ほかのパラメーター名> よりも小さい可能性があります。

  • <パラメーター名> は <ほかのパラメーター名> と等しいですが、1 よりも大きいです。

DPCT1019

SYCL* の local_mem_size は、sharedMemPerBlock と完全に等価ではありません。コードを調整する必要があります。

DPCT1020

<API 名> の移行は、__global__ 関数または __device__ 関数から呼び出される場合、サポートされません。代わりにホスト側の <API 名> を使うようにコードを再設計する必要があります。この場合、SYCL* キューにこの呼び出しが自動的に送信されます。

DPCT1021

__global__ 関数または __device__ 関数の cublasHandle_t の移行はサポートされていません。コードを再設計する必要があります。

DPCT1022

maxGridSizemax_nd_range のサイズが完全に一致していません。コードの正当性を検証してください。

DPCT1023

DPC++ のサブグループは、<API 名> のマスクオプションをサポートしていません。

DPCT1024

オリジナルコードは、プログラムロジックで処理されるエラーコードを返しました。オリジナルコードは 0 に置き換えられました。エラーコードを処理するプログラムロジックを書き直す必要があります。

DPCT1025

SYCL* キューは、フラグオプションとプライオリティー・オプションを無視して作成されました。

DPCT1026

<理由> により、<API 名> 呼び出しは削除されました。

理由 は次のいずれかです。

  • DPC++ は現在、デバイスでリソース制限をサポートしていません。

  • DPC++ は現在、USM を特定のキューに関連付けることをサポートしていません。

  • DPC++ は現在、キューに対する照会操作をサポートしていません。

  • DPC++ は現在、キューに対するキャプチャー操作をサポートしていません。

  • DPC++ は現在、デバイス上での共有メモリーの設定をサポートしていません。

DPCT1027

<理由> により、<API 名> 呼び出しは 0 に置き換えられました。

理由 は次のいずれかです。

  • DPC++ は現在、デバイスでリソース制限をサポートしていません。

  • DPC++ は現在、USM を特定のキューに関連付けることをサポートしていません。

  • DPC++ は現在、キューに対する照会操作をサポートしていません。

  • DPC++ は現在、キューに対するキャプチャー操作をサポートしていません。

  • DPC++ は現在、デバイス上での共有メモリーの設定をサポートしていません。

DPCT1028

<パラメーター名> はサポートされていないため、<API 名> は移行されませんでいた。

DPCT1029

DPC++ は現在、デバイスのリソース制限の取得をサポートしていません。出力パラメーターは 0 に設定されます。

DPCT1030

DPC++ は現在、プロセス間通信 (IPC) 操作をサポートしていません。コードを書き換える必要があります。

DPCT1031

DPC++ は現在、ピアデバイス間のメモリーアクセスをサポートしていません。出力パラメーターは 0 に設定されます。

DPCT1032

異なる乱数ジェネレーターが使用されています。コードを調整する必要があります。

DPCT1033

移行したコードは、基本 Sobol ジェネレーターを使用します。mkl::rng::sobol ジェネレーターをユーザ定義の方向比で初期化し、スクランブル Sobol ジェネレータとして使用します。

DPCT1034

移行した API はエラーコードを返しません。ラムダでは 0 が返されます。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1035

ホストは、タスクを送信するため、すべての DPC++ デバイスを使用できます。コードを調整する必要があります。

DPCT1036

移行が <API 呼び出し> に依存しているため、<型名> 型は移行されませんでした。

DPCT1037

このコードを DPC++ で <ライブラリー名> を使用して書き換えます。

DPCT1038

マクロ引数にカーネル関数名を使用すると、移行の結果が正しくない場合があります。マクロの定義を確認する必要があります。

DPCT1039

生成されたコードでは、<パラメーター名> がグローバル・メモリー・アドレス空間を指していると仮定しています。ローカル・メモリー・アドレス空間を指している場合は、<関数名> を <関数名> に置き換えます。

DPCT1040

コードがデバイス上で使用される場合は、printf の代わりに sycl::stream を使用します。

DPCT1041

SYCL* では、エラーの報告に例外を使用しており、エラーコードは使用していません。<文> では、エラーコードの代わりに 0 が使用されます。このコードを書き換える必要があります。

DPCT1042

SYCL* カーネルに渡される引数のサイズが、カスタムではない SYCL* デバイスの最小サイズ制限 (1024) を超えています。ハードウェア引数のサイズの上限は、info::device::max_parameter_size で照会できます。引数のサイズがハードウェアの制限を超える場合、このコードを書き換える必要があります。

DPCT1043

バージョン関連の API は、SYCL* では異なります。初期コードが生成されましたが、調整する必要があります。

DPCT1044

<基本クラス 2> が C++11 で非推奨になったため、<基本クラス 1> は削除されました。クラス定義で、<基本クラス 1> から型定義への参照を削除する必要があります。

DPCT1045

この API では、一般疎行列タイプの場合にのみ移行がサポートされています。コードを調整する必要があります。

DPCT1046

<理由> により、<オリジナルの API 名> は移行されませんでした。コードを調整する必要があります。これは、以下のいずれかが原因であると考えられます。

  • 移行では、すべてのパラメーター値を評価できませんでした。

  • 行列データ型とスカラー型の組み合わせはサポートされていません。

DPCT1047

<API 名> の <パラメーター名> の意味が <API 名> と異なります。移行したコードを確認する必要があります。

DPCT1048

オリジナルの値の <マクロ名> は、移行したコードでは意味をなさないため、削除されたか、0 に置き換えられました。移行したコードを確認する必要があります。

DPCT1049

SYCL* カーネルに渡されるワークグループ・サイズが制限を超えている可能性があります。デバイスの制限を取得するには、info::device::max_work_group_size を照会します。必要に応じて、ワークグループ・サイズを調整します。

DPCT1050

<型> のテンプレート引数を推測できませんでした。このコードを更新する必要があります。

DPCT1051

DPC++ は、<プロパティー名> と機能的に互換性のあるデバイス・プロパティーをサポートしていません。<移行したトークン> に移行されました。コードを書き換える必要があります。

DPCT1052

DPC++ は、volatile 修飾されたベクトル型のメンバーアクセスをサポートしていません。volatile 修飾子は削除されました。コードを書き換える必要があります。

DPCT1053

デバイス・アセンブリー・コードの移行はサポートされていません。

DPCT1054

<変数名> の型は、デバイスの関数内で <型> という名前で宣言されています。アクセサー宣言時に <型> 宣言が見えるようにコードを調整します。

DPCT1055

サイズ 1 のベクトル型は、対応する基本型に移行され、継承することはできません。コードを書き換える必要があります。

DPCT1056

インテル® DPC++ 互換性ツールは、デバイスコードで使用されている <変数名> を検出しませんでした。この変数がデバイスコードでも使用されている場合は、コードを書き換える必要があります。

DPCT1057

<変数名> は、ホストコードとデバイスコードで使用されていました。インテル® DPC++ 互換性ツールは、<変数名> 型を SYCL* デバイスコードで使用するように更新し、ホストコードで使用する <ホスト変数名> を生成しました。新しい <ホスト変数名> を使用するように、手動でホストコードを更新する必要があります。

DPCT1058

<API 名> は、コード内で呼び出されていないため、移行されません。

DPCT1059

SYCL* は、4 チャネルのイメージ形式のみをサポートしています。コードを調整します。

DPCT1060

SYCL* のレンジは 1D、2D、または 3D ベクトルのみです。コードを調整します。

DPCT1061

<マクロ名> の呼び出しは、DPC++ では不要なコードのみを含んでいたため、削除されました。

DPCT1062

SYCL* のイメージは、正規化された読み取りモードをサポートしていません。

DPCT1063

アドバイス・パラメーターはデバイス定義です。調整する必要があります。

DPCT1064

移行した <関数名> の呼び出しは、マクロ定義で使用されていますが、すべてのマクロの使用に対して有効ではありません。コードを調整します。

DPCT1065

グローバルメモリーへのアクセスがない場合のパフォーマンスを向上させるため、sycl::nd_item::barrier()sycl::nd_item::barrier(sycl::access::fence_space::local_space) に置き換えることを検討してください。

DPCT1066

入力/出力の距離は、FWD/BWD_DISTANCE に移行されます。手動でコードを更新する必要があります。

DPCT1067

<パラメーター名> は移行できませんでした。手動でコードを更新する必要があります。

DPCT1068

<引数型> の値を推測できませんでした。手動で <プレースホルダー> を更新する必要があります。

DPCT1069

カーネル関数の <引数名> に、逆参照できない仮想ポインターが含まれています。\"usm-level=restricted\" を使用してコードを移行してみてください。

DPCT1070

<ポインター変数名>は、dpct::dpct_malloc で割り当てられています。ホストコードからポインターにアクセスするには、dpct::get_host_ptr<型>(ポインター変数名) を使用します。

DPCT1071

FFT 計算関数のプレースを推測できなかったため、アウトオブプレースとしています。コードを調整する必要があります。

DPCT1072

DPC++ は現在、現在のデバイスで利用可能なメモリーの取得をサポートしていません。コードを調整する必要があります。

DPCT1073

パラメーター {0} のフィールド値を推測できなかったため、呼び出しは移行されませんでした。手動でこのコードを更新する必要があります。

DPCT1074

SYCL* イメージクラスは、オリジナルコードで使用されている一部のフラグをサポートしていません。サポートされていないフラグは無視されました。SYCL* イメージから読み取ったデータは、オリジナルコードで指定されている通りに正規化できませんでした。

DPCT1075

cuFFT 呼び出しの移行は正しくない可能性があります。確認が必要です。

DPCT1076

デバイス属性が、インテル® DPC++ 互換性ツールで認識されませんでした。コードを調整する必要があります。

DPCT1077

<マクロ名> が標準の SYCL 型を再定義しているため、競合が発生する可能性があります。

DPCT1078

強力なメモリー順序制限が必要な場合は、正当性のため、memory_order::acq_relmemory_order::seq_cst に置き換えることを検討してください。

DPCT1079

「プレースホルダー」をダイナミック・ライブラリーのファイルパスに置き換えます。

DPCT1080

可変個引数関数は、SYCL* カーネルやカーネルから呼び出される関数では呼び出すことはできません。コードを調整する必要があります。

DPCT1081

生成されたコードでは、<ポインター変数> がグローバル・メモリー・アドレス空間を指していると仮定しています。ローカルまたはプライベート・メモリー・アドレス空間を指している場合、address_space::globaladdress_space::local または address_space::private に置き換えてください。

DPCT1082

インテル® DPC++ 互換性ツールがこの型の移行をサポートしていないため、<型名> は移行されませんでした。

DPCT1083

移行したコードのローカルメモリーのサイズは、オリジナルコードとは異なる場合があります。移行したコードの割り当てメモリーサイズが正しいことを確認してください。

DPCT1084

関数呼び出しには、統一できなかった異なるテンプレート・インスタンスの複数の移行結果があります。コードを調整する必要があります。

DPCT1085

関数 %0 はサブグループ・サイズを %1 にする必要がありますが、同じ DPC++ カーネルのほかのサブグループ関数は異なるサブグループ・サイズを必要とします。コードを調整する必要があります。

DPCT1086

__activemask の移行はサポートされていません。代わりに 0xffffffff を使用するか、コードを調整する必要があります。

DPCT1087

DPC++ は現在、グループ間の同期をサポートしていません。「-use-experimental-features=nd_range_barrier」を指定すると、dpct ヘルパー関数 nd_range_barrier を使用して <グリッド型の変数名>.sync() を移行できます。

DPCT1088

マクロ定義には、統一できなかったフリークエリー関数の次元の複数の移行結果があります。コードを変更する必要があります。

DPCT1089

サブグループ・サイズ属性引数 ‘%0’ の値は、インテル® DPC++ 互換性ツールで評価できません。"dpct_placeholder" を整数定数式に置き換えてください。