この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンで公開されている「ITT API open source version」(https://software.intel.com/content/www/us/en/develop/articles/intel-itt-api-open-source.html) の日本語参考訳です。
インテル® VTune™ プロファイラーのインストルメントとトレース・テクノロジーは、アプリケーションの実行中にトレースデータの生成および収集を制御することを可能にします。
この記事で説明する ITT API は、インテル® VTune™ プロファイラーで使用することを目的としています。ITT API には次のような機能があります。
- ユーザーが収集を制御できます。
- 特定のコードを実行中にマークを設定することができます。
- フレームとタスクをマークすることが可能です。
- ランタイムで生成されたコード (JIT コードとも呼ばれる) をプロファイルすることが可能です。
- 標準システム API なしで実装されたカスタム同期プリミティブを指定できます。
- C/C++ 環境のアプリケーションをサポートしています。
- スタティック・ユーザー API ライブラリーとリンクされたユーザー・アプリケーション/モジュールには、ダイナミック・ライブラリーとのランタイムの依存関係がありません。そのため、インテル® VTune™ プロファイラーやその他のインテル® Parallel Studio XE ツールを使用することなく実行できます。
ITT API の詳しい使い方については、『インテル® VTune™ プロファイラー・ユーザーガイド』をご覧ください。
ITT API (オープンソース・バージョン) のソースコードは、https://github.com/intel/ittapi (英語)から入手できます。
製品とパフォーマンス情報
1 インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。
注意事項の改訂 #20110804