インテル® パフォーマンス・アナライザーの比較

インテル® VTune™ プロファイラー
この記事は、インテル® ソフトウェア・ネットワークに掲載されている「Intel® Performance Analyzer Comparison」(http://software.intel.com/en-us/articles/intel-performance-analyzer-comparison/) の日本語参考訳です。

製品の選択について

インテルでは、現在いくつかのパフォーマンス・アナライザーを提供していますが、それぞれに特徴があります。ここでは、ニーズに合った適切なツールを選択できるように各ツールの機能を紹介します。

チューニングのレベルについて

チューニングは初めてという場合や、たまにしか行わない場合には、インテル® Parallel Amplifier (インテル® Parallel Studio のコンポーネント) がお勧めです。シリアルプログラムと並列プログラム両者に対する基本的なチューニングに必要な機能がすべて備わっています。

アプリケーションのパフォーマンスをより最適化するため、詳細なパフォーマンス解析が必要な場合は、インテル® VTune™ Amplifier XE (インテル® Parallel Studio XE のコンポーネント) が良いでしょう。インテル® Parallel Amplifier のすべての機能に加えて、その他の高度な機能も利用できます。

Microsoft* DirectX* グラフィックスを使ってゲーム開発を行っている場合

Windows* で DirectX を使用してゲーム開発を行っている場合は、インテル® グラフィックス・パフォーマンス・アナライザーを利用することで、グラフィックス・パフォーマンスを解析し、最適化のターゲットを特定できます。

パフォーマンス・アナライザーの比較 (パート 1) インテル® Parallel Amplifier インテル® VTune™ パフォーマンス・アナライザー インテル® グラフィックス・パフォーマンス・アナライザー
解析タイプ
CPU パフォーマンス解析
高度な CPU パフォーマンス解析
DirectX* グラフィックス & タスク・パフォーマンス解析
ターゲット・アプリケーション
CPU で実行されているすべてのアプリケーション
ゲームエンジンの最適化
DirectX* を使ったゲーム・グラフィックス

インテル® VTune™ Amplifier XE が持つイベント・ベース・サンプリングを利用すると、キャッシュミスや各種ストールなどプロセッサー内部の動作を詳しく解析できます。Hotspot で時間を要する場所を特定した後、その原因を知るのに役立ちます。

また、スレッディングや DirectX におけるタイムラインでは、収集した事象を時系列に表示できます。複数のスレッドが起動している場合、お互いの関係や同期などの通信を視覚的に認識できます。また、フレーム解析では、描画エンジンなどにおいて 1 フレーム単位で、タイムラインにマークを打ち込むことができ、フレーム毎の性能データを明確にできます。

パフォーマンス・アナライザーの比較 (パート 2) インテル® Parallel Amplifier インテル® VTune™ パフォーマンス・アナライザー インテル® グラフィックス・パフォーマンス・アナライザー
Windows* 版 Windows* 版 Linux* 版 Windows* 版
解析タイプ
hotspot 解析と統計コールツリー
ライト hotspot 解析 (EBS)
コンカレンシー解析
ロックと待機の解析
結果の比較
イベント・ベース・サンプリング
スレッディング・タイムライン
DirectX* タイムライン
フレーム解析
言語サポート
ソースビュー
DirectX* (HLSL、アセンブリー)
C/C++
FORTRAN
アセンブリー
IDE & コマンドライン・サポート
Microsoft* Visual Studio* との統合
スタンドアロン GUI
コマンドライン
プロセッサー・サポート
IA-32 およびインテル® 64 アーキテクチャー
サポート
コミュニティー・サポート (ユーザーフォーラム)
インテル® プレミアサポート
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