Google Cloud Platform* の Linux* インスタンスにインテル® Parallel Studio XE をインストール

インテル® Parallel Studio XE

この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに掲載されている「Installing Intel Parallel Studio XE on Google Cloud Platform Linux Instances」(https://software.intel.com/en-us/articles/installing-intel-parallel-studio-xe-on-gcp-linux-instances) の日本語参考訳です。


はじめに

この記事では、Google Cloud Platform* (GCP*) 上にインテル® Parallel Studio XE をインストールする手順とトラブルシューティングおよびヒントを説明しています。クラウド環境であるため、いくつかのツールの機能が制限されることに留意してください。システムの要件については、リリースノート (英語) をご覧ください。インテル関連のサポートについては、https://software.intel.com/support (英語) をご覧ください。

インテル® コンパイラーを使用してアプリケーションをビルドしたり、インテル® パフォーマンス・ライブラリーとダイナミック・リンクしている場合、VM インスタンス上にランタイム・ライブラリーが必要になります。ランタイム・ライブラリーの入手方法については、Linux* パッケージ・マネージャーを使用してインテル® Parallel Studio XE のランタイムをインストールするをご覧ください。

また、一般的な Linux* パッケージ・マネージャーを使用して、インテル® パフォーマンス・ライブラリーとインテル® Distribution for Python* をインストールできます。

Google Cloud Platform* について

この記事では、読者がすでに GCP* 環境に精通していることを前提としています。GCP* を利用する詳細ついては、https://cloud.google.com/docs/ (英語) をご覧ください。

この記事では、以下を想定しています。

インスタンスを作成

GCP* インスタンスへ接続

  • VM インスタンスに接続する際に、[Unknown Publisher] という警告メッセージが表示されることがあります。[Connect] をクリックして接続を続行します。要求されたらパスワードを入力します。
  • セキュリティー・ポップアップは、リモート・コンピューターを確認できないことを警告しています。[Yes] を選択して続行します。
  • 詳細については、「インスタンスへの接続」 (英語) をご覧ください。

インテル® ソフトウェア開発製品のインストール

ダウンロード

製品をダウンロードします。

ダウンロード時には、オンライン・インストーラーとオフラインパッケージを選択できます。

  • オンライン・インストーラー – 製品をカスタマイズしてすぐにインストールを開始するか、後でインストールするためパッケージをカスタマイズしてダウンロードできます。
  • オフラインパッケージ – このパッケージには製品のすべてのコンポーネントが含まれており、カスタマイズされたパッケージよりもサイズが大きくなります。

ダウンロードを GCP* インスタンスに移動する必要があります。次のコマンドを実行して gcloud ツールを使用してファイルをインスタンスに移動します。

gcloud compute copy-files [LOCAL_FILE_PATH] [INSTANCE_NAME]:~/

詳しい手順に関しては、「 rel=”nofollow”>インスタンスへのファイルの転送」 (英語) をご覧ください。

Windows* ホスト上で作業している場合、ファイルを Linux* インスタンスへ転送するには winscp を使用することを推奨します。詳しい手順については、「Windows* ワークステーションの WinSCP を使用したファイルの転送」 (英語) で説明されています。

  1. 開始する前に、システムの更新と次の関連コンポーネントがインストールされていることを確認してください。次のコマンドを実行します。
    sudo yum update && sudo yum install wget lsb gcc-c++ expect
    sudo apt-get upgrade && sudo apt-get install wget lsb g++ expect (Ubuntu)
    
  2. 転送されたパッケージがあるディレクトリーに移動します。
  3. アーカイブを展開します。
    –xf .tgz
    
  4. install.sh を実行し、スクリーンの手順に従ってインストールを完了します。

詳細については、インストール・ガイド をご覧ください。

特定ユーザーライセンスでインストール

シリアル番号を使用して製品をインストールすることを推奨します。その他の製品アクティベーションについては、インストール・ガイド製品ライセンス FAQ (英語) をご覧ください。

特定ユーザーライセンスで同時にアクティベーション可能な数は 3 に制限されています。詳細はインストール台数制限に関する案内をご覧ください。

フローティング・ライセンスを使用してインストール

フローティング・ライセンスのインストールは、ライセンスサーバーのインストールと製品のインストールの 2 つのパートで構成されています。

ライセンスサーバーのインストール
  • ライセンスサーバーをダウンロードします。
    • インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センターにログインします。
    • [Serial Numbers] タブで、シリアル番号をクリックします。
    • [ライセンスの管理] ページで、[Intel® Software License Manager] を検索します。
    • [ダウンロード] ボタンをクリックします。
    • 注: インテル® ソフトウェア・ライセンス・マネージャーは、Windows* または Linux* 上で動作し、Windows* または Linux* クライアントのどちらかにライセンスを提供できます。クライアントを実行する OS に固有のライセンスが必要であることに留意してください。
  • ライセンス・マネージャーのインストール
    • ライセンス・マネージャーをインストールする場合、[I have a license file] を選択します。ライセンスファイルを参照して選択します。
  • ライセンス・マネージャーがインストールされると自動的に開始されます。手動で起動する場合、次の操作を行います。
    • ホストシステム上で、ライセンスサーバーをインストールしたディレクトリーに移動します。
    • -c フラグでライセンスファイルの場所を指定して、lmgrd デーモンを実行します。
      ./lmgrd –c /path/to/server.lic &
      	

重要: ライセンス・マネージャーをインストールしたインスタンスが終了されないように設定されており、ほかのインスタンスからアクセスできることを確認します。

注: ライセンスサーバーは、Windows* と Linux* の両方に対応しますが、ライセンスのタイプはクライアント OS と一致している必要があります。詳細については、製品ライセンスの FAQ (英語) をご覧ください。

製品のインストール
  • 製品をダウンロードするには、登録メールのリンクを使用するか、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センターにログインします。ダウンロードのオプションに関する詳細は、上記の「ダウンロード」の節をご覧ください。
  • アクティベーション画面で、[I have a serial number and I want to activate my product] オプションを選択します。フローティング・ライセンスのシリアル番号を入力して、インストールを続行します。インテル® Parallel Studio XE の使い方については、入門ガイドをご覧ください。

トラブルシューティングおよびヒント

フローティング・ライセンスのチェックアウトを確認

クライアント上で環境変数 INTEL_LMD_DEBUG を 1 に設定し、コンパイラーなどのツールを実行します。出力の一番下にライセンスの入手先が表示されます。

フローティング・ライセンス・サーバーの場合、チェックアウトが正常に行われたことが示されます。

関連情報

コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。

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