インテル® Parallel Studio XE 2015 Composer Edition に含まれる、インテル® Fortran コンパイラーでサポートされる Fortran 2008 の機能を以下にまとめます。
言語機能 | V14.0 | V15.0 |
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EXECUTE_COMMAND_LINE サブルーチン | ○ | |
BLOCK 構造 | ○ | |
内部プロシージャとモジュール・プロシージャ向けの END 文の FUNCTION と SUBROUTINE キーワードはオプション | ○ | |
出力でゼロに丸められる (ゼロではない) 負の値の先頭にマイナス記号を付けて表示 | ○ | |
1 つの仮引数が ALLOCATABLE 属性を持ち、もう一方が INTENT(IN) のない POINTER 属性を持つか、1 つがプロシージャで一方がデータオブジェクトであるようなプロシージャのジェネリック解決 | ○ | |
廃止予定の機能 ENTRY 文 | ○ | ○ |
1 つ以上のセミコロンで始まる source 文 | ○ | ○ |
Co-Array 組込みルーチン: ATOMIC_DEFINE と ATOMIC_REF | ○ | ○ |
ALLOCATE の多相 MOLD= 指定子 | ○ | ○ |
Co-Array | ○ | ○ |
イメージ制御文: SYNC ALL、SYNC IMAGES、SYNC MEMORY、CRITICAL、LOCK、および UNLOCK | ○ | ○ |
Co-Array 組込みルーチン: IMAGE_INDEX、LCOBOUND、NUM_IMAGES、THIS_IMAGE、および UCOBOUND | ○ | ○ |
CRITICAL 構造 | ○ | ○ |
最大配列ランクが 31 次元 (Fortran 2008 規格で指定できる最大ランクは 15) | ○ | ○ |
G0 および G0.d フォーマット編集記述子 | ○ | ○ |
FINAL ルーチン | ○ | ○ |
型バインド・プロシージャーでの GENERIC、OPERATOR、および ASSIGNMENT の多重定義 | ○ | ○ |
ジェネリック・インターフェイスの名前は派生型と同じ名前を使用可能 | ○ | ○ |
ポインター代入の境界の仕様と境界の再マップリスト | ○ | ○ |
書式設定の * (無制限の反復回数を示す) | ○ | ○ |
OPEN の NEWUNIT= 指定子 | ○ | ○ |
CONTAINS セクションは空にすることも可能 | ○ | ○ |
CODIMENSION 属性および CONTIGUOUS 属性 | ○ | ○ |
ALLOCATABLE、ALLOCATE、および TARGET 文での Co-Array の指定 | ○ | ○ |
ALLOCATE の MOLD キーワード | ○ | ○ |
DO CONCURRENT 文 | ○ | ○ |
ERROR STOP 文 | ○ | ○ |
組込み関数: BESSEL_J0、BESSEL_J1、BESSEL_JN、BESSEL_Y0、BESSEL_Y1、BESSEL_YN、BGE、BGT、BLE、BLT、DSHIFTL、DSHIFTR、ERF、ERFC、ERFC_SCALED、GAMMA、HYPOT、IALL、IANY、IPARITY、IS_CONTIGUOUS、LEADZ、LOG_GAMMA、MASKL、MASKR、MERGE_BITS、NORM2、PARITY、POPCNT、POPPAR、SHIFTA、SHIFTL、SHIFTR、STORAGE_SIZE、TRAILZ | ○ | ○ |
ISO_FORTRAN_ENV モジュール定数: ATOMIC_INT_KIND、ATOMIC_LOGICAL_KIND、CHARACTER_KINDS、INTEGER_KINDS、INT8、INT16,INT32、INT64、LOGICAL_KINDS、REAL_KINDS、REAL32、REAL64、REAL128、STAT_LOCKED、STAT_LOCKED_OTHER_IMAGE、STAT_UNLOCKED | ○ | ○ |
ISO_FORTRAN_ENV 型 LOCK_TYPE | ○ | ○ |
ALLOCATED の SCALAR キーワード | ○ | ○ |
Fortran 規格は、最初に制定された FORTRAN IV (FORTRAN 66) 以降、FORTRAN 77、Fortran 90、Fortran 95、Fortran 2003、および Fortran 2008 の 5 つの改訂された規格が制定されています。改訂ごとに新しい機能が追加されています。一部の改訂では、「非推奨」(時代遅れ) とされた機能や、削除された機能もあります。インテル® Fortran コンパイラーでは、非推奨の機能や削除された機能も引き続きサポートしています。
インテル® Fortran コンパイラーは、ほとんどの Fortran 2003 規格 (ISO/IEC 1539-1:2004) および Fortran 2008 規格 (ISO/IEC 1539-1:2010) の多くの機能をサポートしています。米国標準規格 Fortran 95 (ANSI X3J3/96-007) と米国標準規格 Fortran 90 (ANSI X3.198-1992) に準拠しています。
Fortran 標準委員会 J3 は、Fortran 2008、Fortran 2003、および Fortran 95 言語機能の解釈についての質問に現在回答中です。インテル® Fortran コンパイラーに実装されている機能に関連する委員会からの回答は、インテル® Fortran コンパイラーの将来のリリースにおける変更に影響する可能性があります (変更によりインテル® Fortran の以前のリリースと非互換になる場合も含む)。
インテル® Fortran コンパイラーでは、以前の Fortran 規格 (ANSI X3.9-1978 および ANSI X3.0-1966)、International Standards Organization 規格 ISO 1539-1980 (E)、Federal Information Processing Institute 規格 FIPS 69-1、Military Standard 1753 Language Specification に準拠したプログラムもサポートしています。
コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。