この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンで公開されている「Intel® oneAPI DPC++/C++ Compiler System Requirements」の日本語参考訳です。原文は更新される可能性があります。原文と翻訳文の内容が異なる場合は原文を優先してください。
この記事は 2022年9月時点の情報を掲載しています。最新の情報はこちらをご覧ください。
はじめに
ここでは、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーとライブラリーに関するハードウェア、オペレーティング・システム、およびソフトウェアの要件について説明しています。
ハードウェア要件
CPU プロセッサー要件
以下のインテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムは、ホストとターゲットの両方のプラットフォームとしてサポートされます。
- インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー以降
- インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
- インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリー
アクセラレーター要件
- GEN9 以降の GPU (英語)
- FPGA PAC カードまたは FPGA カスタム・プラットフォーム (英語)
メモリー要件
- CPU と GPU 開発向けには 16GB 以上
- インテル® FPGA 開発向けには 64GB 以上
注: インテル® FPGA 向けの開発 (英語) では、デザインを処理するのに必要な推奨物理メモリーと同等の仮想メモリーを備えるようにシステムを構成することを推奨します。
ソフトウェア要件
注: ここで示す OS ディストリビューションは、インテルによって検証されたもの、または動作が確認されたものです。それ以外のディストリビューションでは、動作する場合としない場合があり、非推奨です。問い合わせや支援が必要な場合、インテルのコミュニティー・フォーラム (英語) にアクセスしてください。有償サポート (英語) のライセンスをお持ちの方は、サポートチケットを作成してください。
Linux*
オペレーティング・システム
CPU ホスト/ターゲット | インテル® 統合グラフィックス (GPU) | FPGA |
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注 (FPGA 向け):
FPGA でハードウェア・コンパイルを行う場合、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションと BSP を別途入手する必要があります。詳細については、https://www.intel.com/content/www/us/en/develop/articles/intel-fpga-add-on-for-oneapi-base-toolkit-system-requirements.html をご覧ください。
FPGA は、Red Hat* Enterprise Linux* (RHEL) 7.4 を公式にサポートしていません。ただし、RHEL 7.4 で FPGA デザインをコンパイルする場合は、「Red Hat* Enterprise Linux* (RHEL) 7.4 でインテル® oneAPI DPC++ FPGA デザインをコンパイルする」 (https://software.intel.com/content/www/us/en/develop/articles/oneapi-dpcpp-fpga-designs-on-rhel-7.html) をご覧ください。RHEL 7 システムでは、AC データタイプ機能を使用するプログラムのエミュレーション・フローを実行できません。AC データタイプ機能は、可変長整数と可変長浮動小数点データタイプをサポートします。詳細は、『インテル® oneAPI ツールキット FPGA 最適化ガイド』の「可変長整数と浮動小数点のサポート」の節を参照してください。
Ubuntu* Server 18.04 with Hardware Enablement (HWE) カーネルはサポートされておらず、今後のリリースでもサポートの予定はありません。
開発ツール
- コンパイラーが構築されている分散ライブラリーの最小サポートバージョン。GCC – 7.3.0、BINUTILS- 2.30、GLIBC-2.27
- Eclipse* 開発: Eclipse* 4.20 および 4.21
- GPU 開発:
- Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー (英語) で最新のインテル® GPU ドライバーを入手できます。
- FPGA 開発:
- ハードウェア・コンパイルを行う場合、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションと BSP を別途入手する必要があります。詳細については、インテル® FPGA 開発手順 (英語) のウェブサイトをご覧ください。
- GCC 9.3.0
- インテル® oneAPI DPC++ ライブラリーによる開発:
- レンジベースの API を使用する場合、GCC 8.1 以降、または Clang 7 以降に含まれる C++17 と C++ 標準ライブラリーが必要です。
- RHEL でリンク時の最適化 (LTO) を使用すると、リンクエラーが発生する既知の問題があります。この問題を解決するには、次の最小バージョンの binutils がインストールされていることを確認してください。
- RHEL 8: binutils 2.30-82.el8
- OpenMP 開発:
- libffi.so.6 (Ubuntu* 18.04 のデフォルトバージョン)。新しいバージョンの OS を使用する場合、libffi.so.6 をインストールする必要があります。
インテル® 統合グラフィックス (GPU) 開発の概要
- サポートされる Linux* カーネル: 4.11 以降
- サポートされる Linux* オペレーティング・システム: Ubuntu* LTS 20.04.3、RHEL 8.x、SUSE* 15.x
- コンパイラーが構築されている分散ライブラリーの最小サポートバージョン。GCC – 7.3.0、BINUTILS- 2.30、GLIBC-2.27
- Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー (英語) で最新のインテル® GPU ドライバーを入手できます。
- ハードウェアにアクセスするには、”video” グループに属している必要があります。次のコマンドでグループにユーザーを追加します。
$ usermod -a -G video $USER
Windows*
オペレーティング・システム
CPU ホスト/ターゲット | GPU | FPGA |
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Windows* 10 (64 ビット) |
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注: FPGA でハードウェア・コンパイルを行う場合、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションと BSP を別途入手する必要があります。詳細については、インテル® FPGA 開発手順 (英語) のウェブサイトをご覧ください。
開発ツール
- GPU 開発: インテル® グラフィックス Windows* DCH ドライバー (英語) から最新のドライバーを入手できます。
- IA-32 またはインテル® 64 アーキテクチャー対応アプリケーションのビルドに Microsoft* Visual Studio* 開発環境、またはコマンドライン・ツールを使用する場合は、次のいずれかが必要です。
- Microsoft* Visual Studio* 2017、2019、2022 Community、Enterprise、Professional エディション (デスクトップ開発と C++ コンポーネントがインストールされていること)。
- 詳細については、インテル® コンパイラーの Microsoft Visual Studio* と Xcode* の互換性 (英語) をご覧ください。
Microsoft* Visual Studio* 2017 との統合は、2022.0 リリースから非推奨となり、詳細のリリースではサポートされなくなる予定です。
その他の開発ツール
インテル® oneAPI ツールキットの Visual Studio* Code (VS Code) 拡張
oneAPI ツールキットの VS Code 拡張 (英語) は、oneAPI アプリケーションの作成、デバッグ、プロファイルを行う開発者を支援します。Visual Studio* Code とインテル® oneAPI ツールキットのユーザーガイド (英語) では、さらに詳しい情報を提供しています。
VS Code マーケットプレース (英語) では、次の VS Code 拡張が提供されています。
- Sample Browser for Intel® oneAPI Toolkits
- Environment Configurator for Intel ® oneAPI Toolkits
- Analysis Configurator for Intel® oneAPI Toolkits
- GDB GPU Support for Intel® oneAPI Toolkits
- DevCloud Connector for Intel® oneAPI Toolkits
終了予定のサポート
- Microsoft* Visual Studio* 2017 との統合は、2022.0 リリースから非推奨となり、詳細のリリースではサポートされなくなる予定です。
- 次のオペレーティング・システムは、インテル® oneAPI 2022.1 リリースで非推奨となり、将来のリリースではサポートされなくなる予定です。
- Windows Server* 2016
- Ubuntu* 18.04 LTS
- CentOS* 7
- Fedora* 34
以前の oneAPI リリース
法務上の注意書き
インテルのテクノロジーを使用するには、対応したハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。
絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。
実際の費用と結果は異なる場合があります。
© Intel Corporation. Intel、インテル、Intel ロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
本資料は、(明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず)いかなる知的財産権のライセンスも許諾するものではありません。
本資料で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。
インテルは、明示されているか否かにかかわらず、いかなる保証もいたしません。ここにいう保証には、商品適格性、特定目的への適合性、および非侵害性の黙示の保証、ならびに履行の過程、取引の過程、または取引での使用から生じるあらゆる保証を含みますが、これらに限定されるわけではありません。
製品とパフォーマンス情報
1 性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、http://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。